昨年12月に3億4000万ドルの提示も…「僕が求めているものとは程遠い」 ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手は今オフにFAを迎える。絶大な人気を誇る看板選手とあり、球団は契約延長交渉をしてきたが、合意できずに…
昨年12月に3億4000万ドルの提示も…「僕が求めているものとは程遠い」
ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手は今オフにFAを迎える。絶大な人気を誇る看板選手とあり、球団は契約延長交渉をしてきたが、合意できずにいた。しかし27日(日本時間28日)の開幕直前、超巨額契約での交渉を行っていると海外記者が報じている。
カブス地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」の元スペイン語実況を務めたマイク・ロドリゲス記者はこの日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「私の情報筋によると、トロントとゲレーロJr.は、開幕日前に契約合意に達するために全力を尽くしている。今日も交渉が行われ、情報筋によれば、14〜15年で5億5000万ドル(約830億円)以上の契約について話し合っていたとのこと」と報じた。
昨年12月、ブルージェイズが3億4000万ドル(約532億円)の契約延長オファーを提示したと報道されたものの、ゲレーロJr.は「彼らのオファーは、僕が求めているものとは程遠い」として拒否。交渉期限としていた全体キャンプ初日(同2月19日)までに合意できず、「彼らは彼らの数字(契約)があり、僕は僕で求めていた数字(金額)があった」とまだまだ隔たりがあったと話した。
複数の米メディアによると、ゲレーロJr.は大谷翔平投手の10年7億ドル(当時1014億円)、自身の親友でもあるフアン・ソト外野手がメッツと結んだ15年7億6500万ドル(約1154億円)に匹敵する契約を要望しているという。ロドリゲス記者が報じた金額は大谷とソトには及ばないものの、成立すれば歴代3位の契約になり、当初のオファーから2億ドル(約300億円)以上の増額となる。
殿堂入り選手を父に持つゲレーロJr.は、球界最高の有望株と評価され、2019年にメジャーデビュー。2021年には大谷(当時エンゼルス)を上回る48本塁打で初タイトルを手にした。昨季は打率.323、30本塁打、103打点、OPS.940をマーク。今季年俸は2850万ドル(約45億円)で合意し、年俸調停権を持った選手ではソト、大谷に次ぐ歴代3位の金額を手にした。果たして開幕日にビッグニュースは飛び込むだろうか。(Full-Count編集部)