◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 presented by マスターカード 2日目(7日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ…

ジェイソン・デイが「64」でプレー(David Cannon/Getty Images)

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 presented by マスターカード 2日目(7日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)

45位から出たジェイソン・デイ(オーストラリア)が1イーグル7バーディ、1ボギーでこの日のベストスコア「64」をマークし、首位と4打差の通算4アンダー5位に急浮上した。

ひときわ強い風が吹いた初日午前スタートでプレーした初日「76」から12ストローク縮めた劇的なカムバック。長いキャリアでも、2011年「BMW選手権」(初日77→2日目65)と並ぶ自己ベストだった。「きのうはタフな一日だった。(初日)午前にティオフした人は、恐らく風の影響を受けたと思う。それがゴルフ。いいこともあれば悪いこともある。いずれにせよ、すべてが平均化されるんだ」と達観したように話す。

ポイントに挙げたのは、名物ホールの6番(パー5)。2オンに成功して3.5mを代名詞の赤いスパイダーパターで流し込むイーグルを奪い、「そこからカットラインを考えず、いいショットを打つことだけに集中できた」と振り返る。勢いに乗ってバーディを量産。初日にマイナスだったパッティングのスコア貢献度は「+4.343」とフィールド1位の数字をたたき出した。

元世界ランキング1位にとって、グリーン上こそ今季苦しんでいる部分。ストロークゲインド・パッティングはシーズントータルで「-0.494」とツアー156位に沈む。このベイヒルに加えて“第5のメジャー”と称される「ザ・プレーヤーズ選手権」も制した2016年には堂々の1位だったスタッツだ。

ジェイソン・デイ(右)とコリン・スワットン氏(写真は2017年全米プロ)

今年のはじめから、かつてのコーチであるコリン・スワットン氏と再びやり取りをするようになったと明かす。デイが12歳のときに父親をがんで亡くしてから間もなく指導を受けるようになり、ゴルフの師であると同時に父親代わりでもあった特別な存在。一緒に世界ランク1位まで上り詰めた師弟関係は、2020年に解消するまで20年に及んだ。

「自分のプレーについて誰よりも知っている。彼が復帰を快諾してくれたのは幸運だった。解説の仕事が忙しいのは知っているし、ほかの選手のコーチも務めているからね。強みであるパッティングが今年はうまくいっていなかったから、心配だったんだ」。今週から本格的な指導を再開してもらい、パッティングの構えを修正すると、ストロークとスピードコントロールが劇的に改善したという。2023年「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」以来となるツアー14勝目へ、かつての最強タッグで、37歳が完全復活を目指す。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)