【ベルギーリーグ】デンデル 2-1 シント=トロイデン(日本時間2月9日/フローラン・ベークマンスタディオン)【映像】小久保の“横っ飛び”スーパーセーブにFW愕然 堅守という言葉がピタリと合うシーンだ。シント=トロイデンのGK小久保玲央ブラ…

【ベルギーリーグ】デンデル 2-1 シント=トロイデン(日本時間2月9日/フローラン・ベークマンスタディオン)

【映像】小久保の“横っ飛び”スーパーセーブにFW愕然

 堅守という言葉がピタリと合うシーンだ。シント=トロイデンのGK小久保玲央ブライアンが際どいコースへのシュートを人間離れの横っ飛びでビッグセーブ。そして、こぼれ球を押し込んできたシュートをDFウォーク・ヤンセンスが捨て身でブロック。セットプレーからの波状攻撃を決死の対応でしのいだ。

 守備者としての矜持を感じさせたのは、シント=トロイデンが第25節にデンデルと対戦した43分のことだ。1点を追いかけるアウェイチームがFKからピンチを迎える。デンデルのDFダビッド・ハルンチャールのボールがゴールに向かっていくと、ボックス内中央での競り合いによりファーサイドへ。これに反応したFWブルーニー・ンシンバがショートバウンドをインサイドボレーで合わせた。不規則に跳ねるシュートがゴールに飛んでくる。しかし、小久保がタイミングを合わせながら身体を目一杯に使った横っ飛びでパンチング。すると、こぼれ球をデンデルのDFジョードリック・プーぺが詰めてきたが、ヤンセンスが身体を投げ出してブロックした。

 絶体絶命のピンチをしのいだ小久保はガッツポーズを見せ、ヤンセンスはチームメイトからのハイタッチで健闘を称えられた。その一方で、ファーストシュートを防がれたンシンバは頭を抱え、ダメ押しを狙ったプーぺは両手で顔を覆って悔しさを表している。

 実況の喜谷知純氏は「よく守っています」と漏らした後、「FKから小久保がシュートをファインセーブ。さらにヤンセンスがファインブロック」と、シント=トロイデンの好守を称賛した。

 粘り強い守備で追加点を許さなかったシント=トロイデンは、52分に相手のミスを突いたFWランケル・ゼがネットを揺らして同点に追いつく。しかし、その直後に勝ち越しゴールを許してしまい、1ー2で敗戦。4試合未勝利が続いており、14位と低迷している。

(ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)