ベテランプレーヤーの矜持~彼らが「現役」にこだわるワケ(2025年版)第1回:東口順昭(ガンバ大阪)/前編「ん? 俺、プ…

ベテランプレーヤーの矜持
~彼らが「現役」にこだわるワケ(2025年版)
第1回:東口順昭(ガンバ大阪)/前編


「ん?

 俺、プロ何年目やった? もはやカウントできひんくなってきた(笑)」

 目の前に座った東口順昭に、今年で17年目に突入したキャリアについての話を聞かせてほしいと伝えた時の第一声だ。

「今年は30代最後の年やから、そのくらいは経つか。数字を言われないとなかなか自覚できひんけど」

 彼の言葉を受けて、質問しようとしたその時、偶然にも遠藤保仁コーチが取材場所の横を通りかかる。2023シーズンをもって、26年にもわたるキャリアに終止符を打った日本サッカー界を代表するレジェンドだ。遠藤と軽く言葉を交わし、その背中を見送った東口は、こちらに向き直ると語気を強めた。

「上には上がいたわ。アカン、アカン。17年なんて、生ぬるい! まだまだ行くよ。行けるところまで」

         

東口順昭(ひがしぐち・まさあき)
1986年5月12日生まれ。大阪府出身。大学卒業後、2009年にアルビレックス新潟入り。2年目から出場機会を得る。2011年、日本代表に選出され、2014年にはジュニアユース時代に在籍していたガンバ大阪に移籍。以来、ケガに泣かされるシーズンもあったが、不動の守護神として活躍してきた。2018年ロシアW杯出場。国際Aマッチ出場8試合。