角田にとって今季から来季にかけてのシーズンは節目になりそうだ(C)Getty Images 2025年シーズンでF1キャリアが5年目を数える角田裕毅は、レーシングブルズとの契約が今季限りとなる。また、レッドブルグループとホンダのパートナーシ…

角田にとって今季から来季にかけてのシーズンは節目になりそうだ(C)Getty Images
2025年シーズンでF1キャリアが5年目を数える角田裕毅は、レーシングブルズとの契約が今季限りとなる。また、レッドブルグループとホンダのパートナーシップも今季が最後であることから、角田が5シーズンを過ごしたチームを離れる可能性も根強く囁かれている。
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2021年から、唯一の日本人ドライバーとしてグランプリを戦ってきた角田。これまでバックアップを受けてきているホンダとの関係も注目されている中で、将来の角田の去就について語る識者の声も伝えられている。
英メディア『F1 OVERSTEER』では現地時間2月4日、英ジャーナリストのスコット・ミッチェル=マルム氏のコメントを掲載。2026年以降、角田がレッドブルグループを離れた場合に、「2つの選択肢」があるとするマルム氏の見解が綴られている。
1つ目として、来季ホンダがパワーユニットを供給するアストンマーチン加入を挙げた。マルム氏は、「どちらにせよ2026年は一時的にF1を離れることになるが、2027年の復帰を視野に入れているはずだ。最も可能性が高いのは、ホンダのつながりを生かしてアストンマーチンでリザーブドライバーの役割を得ること」と主張している。
そして他の選択肢として、小松礼雄代表が率いるハース移籍も考えられるとマルム氏は予想する。現在所属するオリバー・ベアマンが、昨年在籍しF1デビューも果たしているフェラーリへ復帰することを前提にした上で、以下の様に説明している。
「今後18か月の間にツノダがホンダとの関係を解消し、トヨタのプログラムに加わる可能性もわずかながらある。代表のコマツはツノダを非常に高く評価しており、2025年に獲得を考えていた。ツノダがハースのテストドライバーとなり、ベアマンがフェラーリに移籍したタイミングでハースのシートを得る展開もあり得る」
また、同メディアもマルム氏のコメントに付け加える形でハースとの関係に触れており、「コマツはツノダの『大ファン』で、2025年のドライバーマーケットでは実現とはならなかったが彼と契約を結ぼうとしていた」などと指摘している。
支援を受けてきたホンダや、ハース小松代表、そしてトヨタとの関係もクローズアップされてきている角田。レッドブルグループとの関りも含め、将来へ向け、どの選択肢が現実味を増していくのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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