【UEFAヨーロッパリーグ】AZ 1-0 ローマ(日本時間1月24日/AFASスタディオン)【映像】毎熊晟矢、爆速カバーリング→味方に激昂 AZに所属する日本代表DFの毎熊晟矢が激昂した。ゴール前に抜け出してきた相手の動きに対して…

【UEFAヨーロッパリーグ】AZ 1-0 ローマ(日本時間1月24日/AFASスタディオン)

【映像】毎熊晟矢、爆速カバーリング→味方に激昂

 AZに所属する日本代表DFの毎熊晟矢が激昂した。ゴール前に抜け出してきた相手の動きに対して、味方が反応できていないことに気がつくと猛烈な勢いでこれをカバー。咄嗟の判断でチームの窮地を救うと共に、ピンチを招いた味方に強く要求する場面があった。

 AZはヨーロッパリーグのリーグフェーズ第7節でローマと対戦。その72分だった。AZの選手交代で時間が止まった後、ローマのセットプレーで試合が再開。DFマッツ・フンメルスがレフェリーの笛と共に即座にピッチ中央からロングフィードを前線へと供給したところで、AZはその対応で後手に回ってしまった。

 縦に飛び出してきたローマのMFニコロ・ピジッリの動きをMFクリスティヤン・ベリッチは把握できず、完全に裏を取られていたのだ。そのピンチでいち早く反応したのが毎熊だ。日本代表DFは一目散に爆速でカバーリングに走ってピジッリの前に身体を入れると、相手よりも先にボールに触ってピンチを防いだ。

 両者がボックス内で交錯して転倒したものの、ピジッリのファウルに。毎熊は仰向けで大の字になりながら両手を挙げてファウルをアピールし、起き上がってPKではないことを確認すると、今度はベリッチに対して苛立ちを露わにした。

 べリッチの方を向いて、「お前のマークだろ!」と言わんばかりにジェスチャーまじりで吠えたのだ。これに対してベリッチも何かを言い返している様子だったが、すぐさま切り替えて、AZのゴールキックでプレーは再開した。

 爆速のカバーリングはもちろん素晴らしかったうえ、AZ入団1年目ながら味方を叱咤する毎熊のパーソナリティーの強さが目立ったシーンだった。

 なお試合は、80分に毎熊の縦パスを起点にFWトロイ・パロットが決勝ゴール。1-0でローマを下している。

(ABEMA/WOWSPO/UEFAヨーロッパリーグ)