【ベルギーリーグ】シント=トロイデン 1-2 スタンダール(日本時間1月20日/大王わさびスタイエンスタジアム)【映像】“爆速スプリント”で衝撃デビューの瞬間 気合いを十二分に感じさせる、ファーストプレーだ。今冬にジェフユナイテッド千葉から…
【ベルギーリーグ】シント=トロイデン 1-2 スタンダール(日本時間1月20日/大王わさびスタイエンスタジアム)
気合いを十二分に感じさせる、ファーストプレーだ。今冬にジェフユナイテッド千葉からシント=トロイデンに移籍したFW小森飛絢が、デビュー直後に爆速スプリントでスタジアムを沸かせた。
2024シーズンにJ2で得点王とMVPに輝いたストライカーは、84分に移籍後初出場を果たす。1点ビハインドの中、同胞のMF山本理仁に代わって投入されると、お辞儀をしてからピッチに足を踏み入れた。
プロ1年目と同じ41番を背負い、待望の海外デビューを迎えた小森は、ピッチインから約1分後に活力みなぎるプレーを披露する。85分、1点リードのスタンダールがセンターサークル付近でディフェンスラインがパスを回し、DFイベ・ハウテキートが自陣ゴール方向を向いてパスを受けると、小森のスイッチがオン。全速力でプレスを掛ける。圧力を感じたハウテキートはGKロラン・アンキネにボールを戻す。小森はこれにも鋭く反応。約40mの距離を勢いそのままに走り、“爆速”とも言えるスプリントでGKにも厳しく寄せた。その結果、アンキネにラフなロングボールを蹴らせ、シント=トロイデンのボールになっている。相手を慌てさせたスピードには、スタジアムが騒然としていた。
その後、小森は相手ディフェンスラインとの駆け引きを続けてシュートチャンスを伺ったが、初ゴールはお預け。チームも敗れる結果となった。小森自身もクラブ公式YouTubeの中で「悔しい結果に終わりました。とにかく『自分がゴールを決めてやる』という強い思いで入ったが、何もできずに終わって悔しい」と唇をかんだが、「(次節も)またホームでやれる。しっかりと勝点3を取れるように、自分がゴールを取れるようにやっていきたい」と前を向いた。
日本人7選手が所属するシント=トロイデンは、現在14位と残留争い真っ只中だ。6月末までの期限付き移籍で加入した小森は、J2を席巻した得点感覚を発揮してチームを残留に導く“ヒーロー”になることができるか。今後のプレーに目が離せない。
(ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)