9回、サヨナラ二塁打を放ち、ナインと喜ぶ中日・藤井(4)=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】中日が3対2で広島東洋にサ…

9回、サヨナラ二塁打を放ち、ナインと喜ぶ中日・藤井(4)=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


中日が3対2で広島東洋にサヨナラ勝ち。藤井が9回裏に決勝打を放ち、今季6度目の劇的勝利で本拠地最終戦を締めくくった。

 先発は今季9勝5敗、防御率2.89の野村と、同1勝2敗、防御率3.21の笠原。2年連続の2ケタ勝利を狙う鯉の右腕エースと竜のルーキー左腕との投手戦で試合は進んだ。8月29日の読売巨人戦以来となる白星を狙った野村は、すべてのイニングで走者を背負う苦しい展開も最後まで本塁を踏ませない持ち前の粘り強さを見せた。1回裏、先頭打者・京田の2塁打を浴びて迎えた1死3塁を切り抜けると、3回裏には2死から連打を許すもゲレーロをセカンドゴロに。6回裏にも2死1、2塁の場面を凌いでみせた。対する笠原は9月18日の前回登板、読売巨人を相手に8回2安打無失点でプロ初勝利。この試合も6回までに2つの併殺を奪うなど3安打に抑えた。

 スコアレスの均衡を破ったのはセ・リーグの連覇を果たした広島東洋。7回表、1死から西川と小窪の連打をきっかけに、代打・新井のショートへの内野安打で2死満塁。ここで田中が押し出しの死球で先制すると、続く野間も四球を選んで2点のリードを奪った。

 しかし、今季の本拠地最終戦かつ中日一筋21年の森野の引退試合を勝利で飾りたい中日が反撃に出る。8回裏、1死から藤井が安打で出塁すると、セ・リーグの最多本塁打を独走するゲレーロが「高めのストレートを完ぺきにとらえることができたよ」とバックスクリーン左へ運ぶ35号2ランで同点。そして迎えた9回裏、1死から京田が今季145安打目となる内野安打で出塁すると、亀澤が犠打を成功させて2死2塁。最後はこの試合猛打賞を記録している藤井が4安打目となるレフト線を破るタイムリーで試合を決めた。

 一方、敗れた広島東洋は2番手のブレイシアが同点弾を浴び、9回裏のマウンドに上がった高橋樹が敗戦投手に。野村の2年連続2ケタ勝利はお預けとなった。