大坂なおみ、接戦を制して全豪オープン2回戦進出 現地1月13日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)女子シングルス1回戦が行われ、同大会を2度制している大坂なおみ(フリー/世界ランク51位…

大坂なおみ、接戦を制して全豪オープン2回戦進出 現地1月13日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)女子シングルス1回戦が行われ、同大会を2度制している大坂なおみ(フリー/世界ランク51位)は、キャロライン・ガルシア(フランス/同67位)を6-3,3-6,6-3で下し、同大会3年ぶりに2回戦進出を果たした。

【動画】「全豪オープン」男女シングルス組み合わせ&大坂なおみの1回戦ハイライト

昨季は出産を経てカムバックしランキングをトップ100まで戻した27歳の大坂。2025年シーズン開幕戦となった「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/WTA250)では決勝で棄権しタイトル獲得とはならなかったが、準優勝してランキングもトップ50入りを果たした。

2019、2021年と2度制している全豪オープンは2年連続9度目の出場。その初戦の相手は、元世界4位のキャロライン・ガルシア(フランス/同58位)となった。昨年の全豪オープンでも対戦し4-6,6-7(2)と敗戦。その後2度の対戦があり、通算成績を2勝2敗としている。

ガルシアは、昨年9月に肉体的、精神的に回復を図るため、コートを離れた。今大会はその初戦となったが、元トップ5同士の戦いということもあってか、緊張感のある試合の立ち上がり。ガルシアが精度の高いサーブを活かしてサービスキープすれば、大坂もスピードだけでなく、スライスサーブも交えてガルシアに狙い球を絞らせずにチャンスを与えない。

拮抗した戦いの中、大坂が第5ゲームで自ら攻めてブレークに成功。高い集中力を維持し、第9ゲームも破った大坂が6-3で第1セットを奪った。

続く第2セットでは第1ゲームでこの試合初めてのブレークを許した大坂。ファーストサーブの確率が20%台に落ちて、プレッシャーのかかる状況が続く中で我慢の展開となる。ガルシアに気持ちよくプレーされて、3-6でセットを奪い返された。

勝負の最終セット、嫌な流れを振り切りたい大坂は、ポイントを奪えばカモンと声を出して積極的に。持ち味である攻撃が奏功し、第3ゲームでブレークしてリードする。第4、第6ゲームではポイントを先行されてピンチを迎えたが、計4度のブレークポイントをセーブ。5-3の第9ゲームでブレークして6-3と、全豪オープン3年ぶりに2回戦進出を果たした。

2回戦では、第20シードのカロリーナ・ムホバ(チェコ/同20位)と対戦。ムホバは1回戦でナディア・ポドロスカ(アルゼンチン/同96位)を6-1,6-1で快勝している。

両者の対戦成績は、大坂の1勝2敗。昨年の全米オープン2回戦では、多彩なショットで大坂を翻弄したムホバが6-3,7-6(5)で下している。