「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第4日(11日、東京体育館)1面の特設コートで5セットマッチによる準決勝が行われ、男子は東福岡が東亜学園(東京)をストレートで下した。決勝は、大会3連覇と〝三冠〟…
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第4日(11日、東京体育館)1面の特設コートで5セットマッチによる準決勝が行われ、男子は東福岡が東亜学園(東京)をストレートで下した。決勝は、大会3連覇と〝三冠〟がかかる駿台学園と対戦する。
4大会ぶりのセンターコートで、漆黒のユニホームが躍動した。東福岡が東亜学園(東京)をストレートで撃破。藤元聡一監督は「(緊張で)足が固まらないか心配だったけど、ある程度動いていた。明日(決勝)に向けて少しは準備ができた」と評価した。
立ち上がりからの7連続得点など、チーム最多21点をマークしたエース松下晃大(3年)を中心に猛攻を仕掛けた。3セットとも、相手に20点も許さない完勝だった。
首藤柚希、安座間琉新(ともに3年)のツーセッターが組み立てる多彩な攻撃パターンが強みだ。昨夏の高校総体は駿台学園(東京)に敗れて準優勝に終わった。首藤は「他校に比べ、攻撃に変化がない」と反省。テンポに変化を出すなど磨いてきた。
最後に待ち受けるのは王者・駿台学園。「ドロドロな展開に持ち込んで、しのいで。チーム一丸でやっていきたい」と藤元監督。2021年大会以来4度目の頂点へ、舞台は整った。(高橋朝香)