「ジャパネット杯　春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第4日（11日、東京体育館）男子準決勝は、大会3連覇と〝高校3冠〟を狙う駿台学園（東京）が市尼崎（兵庫）にストレートに勝ち。3連覇に王手をかけた。市尼崎は4大会ぶ…

「ジャパネット杯　春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第4日（11日、東京体育館）男子準決勝は、大会3連覇と〝高校3冠〟を狙う駿台学園（東京）が市尼崎（兵庫）にストレートに勝ち。3連覇に王手をかけた。

市尼崎は4大会ぶりに進出したベスト4で散った。父が米国出身でエースのハントラクル星夏（2年）は、駿台学園の川野琢磨と桜井信人（ともに3年）のダブルエースの攻めを呼び込んでブロックで仕留める構想だったが、うまくいなかったと明かして「自分たちもプレーを続けないといけないと意識してしまいサーブが弱くなった」と反省。一方で「駿台学園にスパイクが通っていたので、もっともっと通るんじゃないかという自信がついた」と手応えを明かした。

今後に向けて「どの同級生よりも圧倒的な存在になりたい。同学年とは一緒にセンターコートを経験した仲。もっと高いところで話せたら強くなれる。もっとコミュニケーションを取って高い位置を目指したい」と意欲を示した。

藤原和典監督は「レシーブがなかなか上がらなかった。サイドの攻撃だけを何とかしたかったんですけど、及ばなかった。相手の壁が高かった」。チームは中学からバレーを始めた選手もいる中、「前回は2回戦で負けてスタートを切って、どれだけ努力したかという答え合わせだった。ここまでよくやった。来年また戻ってこられるように頑張っていきたい。一戦一戦オレンジコートに成長させていただいてここまでたどりつけた」と話した。