「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は11日、東京体育館で再開し、男女の準決勝を行う。女子の共栄学園(東京)は10日、学校体育館で約2時間の調整。日本代表にも登録された主将の秋本美空(みく、3年)は…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は11日、東京体育館で再開し、男女の準決勝を行う。女子の共栄学園(東京)は10日、学校体育館で約2時間の調整。日本代表にも登録された主将の秋本美空(みく、3年)は初のセンターコートでのプレーに意欲を示した。男子で3連覇と〝高校三冠〟を目指す駿台学園(東京)は、東京・北区の体育館で市尼崎(兵庫)戦に向けて練習。エースの川野琢磨(3年)は相手をサーブで揺さぶり、決勝に進むことを誓った。

大会3連覇、そして昨夏の高校総体、東京選抜の主体として臨んだ秋の国民スポーツ大会と合わせた〝高校三冠〟へ、死角はない。駿台学園の選手たちは準決勝に向けて約3時間の練習。エースの川野はリラックスした表情でボールを追った。

「(準々決勝から)3日空いたので、気を引き締めていきたい」

決勝進出を懸けて対戦する市尼崎は、準々決勝で前回大会準優勝の福井工大福井に勝利。相手の武器は高さのあるセンターラインが繰り出す速攻だ。「ミドル(ブロッカー)が高い。サーブで崩していきたい」と川野。相手の速攻を封印するイメージはできている。

「あと2試合、自分たちのバレーボールをできたらと思います」。3大会連続のセンターコートで、いつも通りのプレーを見せる。(山下幸志朗)