「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第3日(7日、東京体育館)雪辱の舞台に、また一歩近づいた。男子の東福岡は「九州対決」となった準々決勝で川内商工(鹿児島)にストレート勝ち。主将の照屋舜(3年)は、…
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第3日(7日、東京体育館)雪辱の舞台に、また一歩近づいた。男子の東福岡は「九州対決」となった準々決勝で川内商工(鹿児島)にストレート勝ち。主将の照屋舜(3年)は、「自分たちのバレーをするだけ、と話して試合に入った。1セット目はそれができました」と胸を張った。
3回戦は強豪の星城(愛知)に2-1で辛勝。準々決勝は、普段から練習試合をする相手で、「顔も癖も知っている」と照屋。第1セットは25-14で圧倒し、第2セットも堅守から照屋や187センチのエース、松下晃大(3年)の強打や、立石結大(3年)のブロード攻撃などで得点を重ね、28-26で連取した。
14年連続16度目の出場。2年生が主体だった前回大会は直前に松下の右肘が感染症にかかった影響もあり、1回戦で敗退した。その夜にミーティングを開き、「3年生を最後に勝たせられなかった悔しさを忘れず、先輩の分まで勝ち切ろう」と再出発。常に本番を意識した練習で追い込み、フルセットで勝ち切る体力をつけてきた。
今季は高校総体で準優勝、国スポは3位だった。2021年大会以来の頂点へ、「もうやるだけ。日本一を達成します」と照屋。春高の借りは、春高で返す。(高橋朝香)