「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日(6日、東京体育館)女子2回戦で、金蘭会(大阪)が、人間環境大岡崎(愛知)を2-1で下し、3回戦にこまを進めた。3年生になって初めてのメンバー入りでこの日大…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日(6日、東京体育館)女子2回戦で、金蘭会(大阪)が、人間環境大岡崎(愛知)を2-1で下し、3回戦にこまを進めた。3年生になって初めてのメンバー入りでこの日大活躍だった花岡明里は、「自分たちの目標は、日本一。この試合を次につなげられたので、すごく安心したというか、良かったなと思います」とほほ笑んだ。

今大会の金蘭会にとっての初戦。高校総体に続く勝利を狙い、序盤から気合の入ったプレーを見せたが、研究をされて思うように得点が取れず。初戦の硬さや、主将の西村美波(3年)と大森咲愛(さえ、3年)の両エースの調子が上がらなかったこともあり、中盤に突き放されて21-25で第1セットを落とした。

あとがなくなった第2セット、序盤に勢いに乗って相手を突き放しにかかったが、相手の拾ってつなぎ、チャンスで決めきるバレーに苦戦。一進一退の攻防が続く中、状況を変えたのが花岡明だった。強打で圧倒し、15-14から金蘭会が6連続得点。そのうち5得点は花岡明が決めたもので、一気に突き放して25-17でこのセットを取った。

最終第3セットも序盤は取って取られてを繰り返し、8-8から、エースで主将の西村美波(3年)が3連続得点。21-18の終盤には、相手に3連続で奪われ、同点に追いつかれる場面もあったが、自力の強さでなんとか逃げ切り、25-21で勝利した。

世代別の日本代表が多く揃う金蘭会。プレッシャーと戦いつつも、2018年大会以来の優勝に向かう。「あしたからも厳しい場面はあると思うけど、リードされても自分たちのバレーを心掛けて。日本一に向けて頑張っていきたい」と花岡明。優勝候補筆頭が、このまま頂点まで駆け上る。