「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日(6日、東京体育館)女子2回戦で、古川学園(宮城)が、岐阜第一に2-1で勝利した。エースの三浦結衣奈(2年)は、「エースとしてどんなトスでも打ち切らないとい…
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日(6日、東京体育館)女子2回戦で、古川学園(宮城)が、岐阜第一に2-1で勝利した。エースの三浦結衣奈(2年)は、「エースとしてどんなトスでも打ち切らないといけない場面でも、ブロックを気にして打っていて。1本で決めきれない部分があったので、そこはまだまだだった」と反省が口をついた。
第1セットは序盤からペースをつかみ、25-16で先取。だが、第2セットは相手の粘り強いレシーブとブロックに翻弄され、22-25で落とした。第3セットの前に岡崎典生監督から、「受けにいったらこうなる。出だしから攻めないとだめだぞ」と活を入れられ、切り替えて最後のセットに向かった。序盤は競る展開となったが、11-10から三浦の強打を皮切りに、工藤光莉(1年)も178センチの長身を生かした強打で猛攻。7連続得点で引き離し、そのまま勝ち切った。
3年生中心の、熟練した技と戦略を武器に戦う相手チームと、1、2年生中心の若い自分たちのチームの対戦。「3年生相手に、下級生の思いはまだまだだった」と三浦は振り返る。その中でも自力を見せつけてフルセットで勝ち切り、「3年生に負けるのは、自分たちの弱さ。それをすごく学んだセットになりました」と前向きに語った。
今季は高校総体1回戦敗退、国民スポーツ大会は準々決勝で破れ、7位。全国大会で悔しい思いをしてきた分、春高にかける気持ちは強い。2023年大会以来2年ぶりの頂点へ、三浦は「自分がもっと攻めないと。あしたはフルセットにしても厳しい相手になると思う。3年生に負けない強い思いで1セット目からいきたい」と意気込んだ。