「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)が5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕し、男女の各1回戦が行われた。滋賀県代表で女子の近江兄弟社は強豪・共栄学園(東京)に粘り…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)が5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕し、男女の各1回戦が行われた。滋賀県代表で女子の近江兄弟社は強豪・共栄学園(東京)に粘りのバレーで挑んだが及ばず、ストレートで敗れた。6日の2回戦には男子の近江が登場し、足利大付(栃木)と対戦する。

4年連続16回目出場の近江兄弟社は第1セット、相手の強烈なジャンプサーブや打点の高いスパイクに守備を崩され、ミスも出るなどしてリズムに乗れない。エース、山内麻未(3年)の速攻や強打で反撃するも、相手のブロックに阻まれるなどしてセットを失った。

第2セットも守備のミスなどで相手にリードを許す苦しい展開だったが、途中出場した岡﨑歌穂(3年)やリベロの馬場千夏(3年)らを中心にレシーブが安定しだすと、山内の強打や中村莉々佳(2年)のブロックなどで得点を重ねて一時は逆転に成功した。

主将の竹山絵美子(3年)がサービスエースを決めるなど、持ち味の粘りのバレーで主導権を譲らず、中盤まで試合を優勢に進めた。しかし終盤になり、高さで勝る相手エースの移動攻撃や速攻で再逆転を許すことに。試合の流れを変えることはできなかった。

近江兄弟社・伊藤将史(まさし)監督 「前半は硬さもあったが、3年生を中心に立て直し、強い相手に対して自分たちのプレーで立ち向かうことができた」