「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第1日(5日、東京体育館)女子1回戦が行われ、2年連続出場の習志野(千葉)が27ー25、25ー18で須磨ノ浦(兵庫)にストレート勝ちした。第1セット序盤はリードを…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第1日(5日、東京体育館)女子1回戦が行われ、2年連続出場の習志野(千葉)が27ー25、25ー18で須磨ノ浦(兵庫)にストレート勝ちした。第1セット序盤はリードを許す場面もあったが、徐々に立て直して絶対エースの結束美南(3年)が24得点の大暴れ。「ミスが多かったり、自分たちのバレーが展開できなかった所が多かったが、でもやっぱり、去年の借りを返せるのは自分しかいない。ミスしてもいいから、相手にプレッシャーをかけて思い切り攻めようという気持ちで攻撃してました」と笑顔で振り返った。

U-18日本代表に選出されている結束は、昨年の「Uー18女子アジア選手権」に出場して銀メダル獲得に貢献。身長173センチながら、大会公式プログラムには最高到達点300センチと記されている跳躍力が武器だ。以前は297センチで、最近は計っていないというが、「(周りから)飛んでるでしょって。もう、ノリで。伸びてます」と笑う明るさでも、チームを支えている。加藤泰監督は、「自分の力で最後はチームを引っ張り上げる。そういう所が夏以降、練習やプレーにも現れてきた」と期待を寄せている。

38年ぶりに出場した昨年大会は3回戦で敗退。6日の2回戦は、安来(島根)と対戦する。「24点を決めたというよりも、打っている本数が多い中で24点が決まったということ。一発で決めるのは難しいが、自分がしっかり打ち切って決めないといけない。もっと確率を良くして行けるように、明日からも思い切り頑張ります」とチームを上昇気流に乗せる。