「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第1日(5日、東京体育館)女子1回戦で、米沢中央(山形)が、日南学園(宮崎)に2-0でストレート勝ちした。エースで主将の佐藤鈴(すず、3年)は、「1セット目は自分…
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第1日(5日、東京体育館)女子1回戦で、米沢中央(山形)が、日南学園(宮崎)に2-0でストレート勝ちした。エースで主将の佐藤鈴(すず、3年)は、「1セット目は自分たちのバレーができて、いい流れでゲームを持ってきたけど、2セット目の後半に自分たちのミスが目立ってしまって、崩れてしまった。3年生にとって最後の大会になるので、しっかり3年生がチームを引っ張って、1、2年生を支えられたかな」と安堵の表情で振り返った。
序盤から6連続得点でスタートダッシュに成功すると、佐藤や櫻井好香(3年)の強打で得点を重ねた。25-12で1セット目を取ったが、2セット目は序盤から競る展開となった。ミスが目立ち始めたところに、相手エースの黒仁田千祥(ちさき、2年)らの攻撃に翻弄された。ただ、随所で粘りのプレーを見せ、強化してきたブロックでも得点を重ね、最後は、26-24で勝ち切った。
観客席では、保護者や学生らがさくらんぼのかぶり物をして選手に声援を送った。同高では〝伝統〟となっている応援で、〝さくらんぼパワー〟が選手を後押しした。普段から合宿などの時には、保護者が三食、栄養満点の食事を作り、朝から晩まで汗を流す子供たちの力の源になっている。石田和也監督は、「影の支え、応援があってこういう舞台で頑張れているのかなと思います」と感謝した。
次戦は、前回準優勝の下北沢成徳(東京)。佐藤は、「インターハイ(高校総体)でも、国スポ(国民スポーツ大会)でも、ベスト16で終わってしまっているので、まずはベスト8を超えて、最終的には日本一を目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。