「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」を戦う日本生命レッドエルフは19日、台湾代表で世界ランキング9位の鄭怡静を選手登録したことを発表した。リーグが中盤戦を迎えているなか、現在3位につける昨季のプレーオフ優勝チームが大型補強に成功し…

「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」を戦う日本生命レッドエルフは19日、台湾代表で世界ランキング9位の鄭怡静を選手登録したことを発表した。リーグが中盤戦を迎えているなか、現在3位につける昨季のプレーオフ優勝チームが大型補強に成功している。

◆エース早田ひなが帰還で連覇狙う日本生命が逆襲か “3つ巴”による上位争い展開の女子、大藤沙月ら擁するニッペMが首位固め

■ニッペM、KA神奈川に続く3位

日本生命は2023-24年はレギュラーシーズン2位でプレーオフに進むと、ファイナルで木下アビエル神奈川に勝利して2年ぶり5度目の優勝。迎えた今季は、エースの早田ひながパリ五輪で負傷しここまで出場なし。チームはリーグ戦14試合を戦い8勝6敗の勝ち点31で、首位の日本ペイントマレッツ(勝ち点41)、2位のKA神奈川(勝ち点35)に続く3位となっていた。

そんななか、チームはシーズン中に積極的に補強を敢行する。11月にはパリ五輪団体銅メダルを獲得し、かつて日本生命でプレーしていた韓国代表の田志希の復帰を発表した。

さらに、今月に入った9日には「WTTファイナルズ福岡2024」で復帰を果たした早田のベンチ入り登録を発表し、19日には台湾代表として東京五輪混合ダブルス銅メダルの実績を持つ鄭怡静の獲得にも成功。中盤戦以降の逆襲に向けて質量ともに十分なメンバーが揃った。

早田、田志希、鄭怡静という五輪メダリストに加えて、今季のTリーグで好調を維持する笹尾明日香や今年1月の全日本選手権で3位に入った赤江夏星など、伸び盛りの選手も擁する日本生命。ライバルのニッペMには大藤沙月や横井咲桜、KA神奈川には平野美宇張本美和といった有力選手が控えるなか、上位チームを捉えることができるか。

◆平野美宇、勝率“100%”キープで3部門トップの好スタッツ コーチ不在の環境も「甘えがなく卓球に向き合えている」

◆張本美和撃破の“カットマン”橋本帆乃香が振り返る 明かした首位チームの充実ぶり「お互いが刺激しあってライバル」

◆「悲劇的な敗北」松島輝空、世界10位のトップ選手撃破に現地メディアが熱視線 中国で研鑽積む17歳は「今後10年間重要な選手」