ヤクルトに敗れ、ぼうぜんとする広島ナインとファン=マツダ【写真提供:共同通信社】広島東洋が4対5で東京ヤクルトに敗れ、優…

ヤクルトに敗れ、ぼうぜんとする広島ナインとファン=マツダ【写真提供:共同通信社】
広島東洋が4対5で東京ヤクルトに敗れ、優勝決定は17日以降に持ち越しとなった。パ・リーグで油商を決めた福岡ソフトバンクとの59年ぶりとなるセパ同時優勝を逃した広島東洋は、台風接近で17日の試合開催は困難な予想で、91年以来となる地元での優勝決定も微妙な状況となった。
午前中に降り続いた雨も止み、30分試合開始が遅れたが、大方の予想を覆して試合開催に至り、マツダスタジアムの周囲は優勝決定ムードに溢れていた。その流れに乗った広島東洋が3回に丸の2点タイムリーで先制すると、1点返された直後の4回には新井の「アウトコースの球をしっかりスイングできた」というソロ本塁打と會澤のタイムリーで2点を追加し、マツダスタジアムの盛り上がりは最高潮に近づいた。
しかし、先発の薮田が4回に山田のタイムリー2塁打と5回には中村のソロ本塁打で2点を失うと、7回には2死2、3塁の場面で代打の大松に2点タイムリーを許して同点とされた。8回には3番手今村の制球が定まらず、満塁のピンチを作り、奥村の犠飛で勝ち越しを許し、これが決勝点となった。
東京ヤクルトは先発の小川が4回3失点で降板と誤算だったが、1点を勝ち越した後は秋吉とルーキが広島東洋に反撃を許さなかった。クライマックスシリーズ進出の可能性も消えた最下位チームが、独走状態のペナントレースで地元での優勝決定を狙った首位チームに意地を見せた試合となった。