17日、日本フットボールリーグ(JFL)第29節の6試合が行われた。 ここでは、優勝およびJ3リーグ入会を決めた栃木シティ、2位および入替戦進出を決めた高知ユナイテッドSC以外の4試合をまとめる。 ◆V三重 1-4 V大分 ヴィアティン三重…
17日、日本フットボールリーグ(JFL)第29節の6試合が行われた。
ここでは、優勝およびJ3リーグ入会を決めた栃木シティ、2位および入替戦進出を決めた高知ユナイテッドSC以外の4試合をまとめる。
◆V三重 1-4 V大分
ヴィアティン三重は前節敗戦でJ3入会の可能性がなくなり、来季へ向けたリスタートの残り2試合に。しかし、今節ホーム最終戦でヴェルスパ大分を迎え、今季最多の4失点となった。
V大分は開始7分、鈴木啓太郎がロングフィード1発で裏を取り、最後はクロスに中村真人がヘディング弾。45+1分には敵陣での守備から、最後は小倉貫太が右足シュートを流し込む。
V三重は直後の45+2分、DF上田駿斗の6試合4点目で1点差とするが、V大分が60分、堀研太のPKで突き放し。締めくくりは71分、中井崇仁が豪快ダイビングヘッドをぶち込んだ。
V三重はリスタートマッチの本拠地ラピスタに観衆2264人が詰めかけたが、厳しい“船出”となった。一方、同じくJ3入会へ来季再挑戦となるV大分にとって、4得点は今季最多である。
◆青森 0-0 Honda
こちらもJ3入会へ来季再挑戦のラインメール青森は、今季限りで柴田峡監督が退任。Honda FCとの今節が指揮官のホーム最終戦である。
主砲のブラジル人FWベッサがメンバー外となったなか、チーム2位「7得点」のFW村上弘有を最前線に据えた青森。しかし、強固な昨季王者を崩せず、公式スタッツではシュート4本ということに。ゴールレス決着となった。アウェイで迎える最終節は、V大分と対戦する。
◆沖縄 1-2 滋賀
V三重と同様、前節でJ3入会が消滅したレイラック滋賀は、アウェイで沖縄SVと対戦。雷雨でキックオフが1時間半遅れたなか、沖縄が25分、長井響が左から切れ込み、シュートのこぼれに川中健太が詰めて先制する。
滋賀は後半に入って逆転。70分、今季加入でようやく出場2試合目、角田誠監督下では初出場という竜田柊士が、自ら得たPKを沈めて同点に。竜田はさらに85分、ボックス手前から豪快な右足ミドルを叩き込んだ。
滋賀は新たな“船出”の一戦で勝ち点「3」。ホームで迎える最終節はV三重との対戦だ。
◆浦安 0-1 枚方
指揮官はどちらも元日本代表選手…都並敏史監督率いるブリオベッカ浦安、二川孝広監督率いるFCティアモ枚方が対戦し、PK1発で勝負アリ。71分、枚方の後藤卓磨が自ら得たPKを沈め、チームを3連勝へと導いた。
今季の枚方は序盤戦で5連勝があったが、勝てば6連勝&首位浮上という高知戦を落とし、そこから急降下。それでも直近7試合6勝1敗で4位まで再浮上した。2000年代生まれの若い選手がたいへん多く、来季が楽しみだ。
枚方はホームでの最終節で沖縄と対戦する。
◆第29節
11月17日(日)
ヴィアティン三重 1-4 ヴェルスパ大分
ラインメール青森 0-0 Honda FC
沖縄SV 1-2 レイラック滋賀
ブリオベッカ浦安 0-1 FCティアモ枚方
栃木シティ 5-0 アトレチコ鈴鹿
FCマルヤス岡崎 1-1 高知ユナイテッドSC
11月16日(土)
クリアソン新宿 2-1 ミネベアミツミFC
横河武蔵野FC 1-2 ソニー仙台FC
◆順位表
[優勝] 栃木シティ | 勝ち点61 | +28
[2位] 高知ユナイテッドSC | 勝ち点54 | +14
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3位 レイラック滋賀 | 勝ち点48 | +20
4位 FCティアモ枚方 | 勝ち点47 | +3
5位 ヴィアティン三重 | 勝ち点45 | +3
6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点44 | ±0
7位 Honda FC | 勝ち点42 | +7
8位 沖縄SV | 勝ち点41 | +9
9位 ラインメール青森 | 勝ち点40 | +6
10位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点39 | +2
11位 ソニー仙台FC | 勝ち点37 | -3
12位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点36 | -3
13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点29 | -9
14位 クリアソン新宿 | 勝ち点25 | -25
15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点22 | -22
16位 横河武蔵野FC | 勝ち点22 | -30