ヤ軍が1年54億8700万円を追加すればコールの契約破棄は無効になる ヤンキースのゲリット・コール投手は2日(日本時間3日)、来季以降の契約を破棄(オプトアウト)した。ただ、ヤンキースは1年3600万ドル(約54億8700万円)を追加すると…
ヤ軍が1年54億8700万円を追加すればコールの契約破棄は無効になる
ヤンキースのゲリット・コール投手は2日(日本時間3日)、来季以降の契約を破棄(オプトアウト)した。ただ、ヤンキースは1年3600万ドル(約54億8700万円)を追加するとオプトアウトを無効にできる権利を持っており、その期限は米東部時間4日午後5時(同5日午前7時)だという。米メディアはヤンキースがどんな決断を下すか注目している。
コールは2019年オフに9年3億2400万ドル(当時355億円)でヤンキースに入団。昨年サイ・ヤング賞に輝き、今季成績は今季は17登板で8勝5敗、防御率3.41だった。
米紙「ニューヨーク・ポスト」の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏は「ヤンキースは明日の夕方(米東部時間4日午後5時)までにゲリット・コールの(去就を)決断をしなければならない。残留させたいのなら(現契約に)1年3600万ドル(約54億8700万円)を加えなくてはいけない。(合わせると残りの契約は)5年1億8000万ドル(約274億円)になる。(ヤンキースは)まだ決断を下していない」と自身のX(旧ツイッター)で伝えた。
MLB公式のマーク・フェインサンド記者は「関係者によると、ヤンキースはゲリット・コール(の去就)を月曜の東部時間午後5時までに決断しなければならない」と解説。米誌「NewsWeek」のマット・ムシコ記者は「ヤンキースは今オフ、2025年のロースターに関して数多くの難しい決断を迫られている。オプトアウト権を行使したゲリット・コールも、その1人に含まれている」と綴った。
MLB公式サイトは「(右肘の怪我で離脱していたため)コールの仕事量は不完全だったが、10月はエースのような投球を披露した。ワールドシリーズでも2先発し、12回2/3を投げ、自責点1、被安打8に抑えた」と指摘。ヤンキースが1年3600万ドルの契約を見送った場合、獲得する可能性がある投手としてコービン・バーンズ(オリオールズ)、ブレイク・スネル(ジャイアンツ)、マックス・フリード(ブレーブス)、ジャック・フラハティ(ドジャース)を挙げた。残る時間は僅か。通算153勝の34歳右腕に対し、ヤンキースはどんな決断を下すだろうか。(Full-Count編集部)