柳田の状態はソフトバンクがCSを勝ち抜くための一つの要素だ(C)産経新聞社 クライマックスシリーズ突破に向け、フェニックスリーグに出場して試合感覚をキープしている主力選手は少なくない。基本的には今後の活躍が期待される若手選手がメインのリーグ…
柳田の状態はソフトバンクがCSを勝ち抜くための一つの要素だ(C)産経新聞社
クライマックスシリーズ突破に向け、フェニックスリーグに出場して試合感覚をキープしている主力選手は少なくない。基本的には今後の活躍が期待される若手選手がメインのリーグ戦のため、1軍の主力どころは結果を残しやすい環境だ。裏を返せば、結果が出ていない主力選手には不安感が芽生えてしまう。なかでも、気になるのがソフトバンクの柳田悠岐だろう。
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柳田は5月下旬に右太もも裏を負傷して長期離脱を余儀なくされた。それでも、懸命にリハビリに励み、9月下旬に1軍昇格。9月30日から4試合スタメン出場して、15打席、2安打、4四球という数字を残した。出塁率こそ悪くないが、4試合の打率は2割を切っている。コンディションは回復しているようだが、離脱前は打率.293と3割近いアベレージをマークしていただけに、万全とは言えない状態だ。
フェニックスリーグでは10日の西武戦に3番ライトでスタメン出場するが、3打数0安打、2四球だった。これで出場したフェニックスリーグ3試合の成績は、12打数0安打。四球は選べているが、快音は聞かれていない。
柳田の復調は日本シリーズ進出、日本一奪還には不可欠。近藤健介の状態が不安視されているだけに、なおさら復調のキッカケを掴みたいところだ。
一方でCSのメンバー入りに向けて若手も奮起している。8日の日本ハム戦で5番サードでスタメン出場したリチャードは1試合に3ホーマーを放つ活躍を見せた。また、9日のロッテ戦で途中出場した笹川吉康は9回に2ランホームランを打つなど、若手選手がバットで首脳陣に猛アピールした。もちろん、リチャードや笹川だけではなく、柳町達や正木智也など生きの良い若手は多い。短期決戦には勢いをつける選手の存在も求められる。小久保裕紀監督が誰をチョイスするのか注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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