錦織圭、元世界16位との打ち合いを制してチャレンジャー8強 現地8月29日、男子テニスのATPツアー下部のコモ・チャレンジャー(イタリア・コモ/チャレンジャー75)のシングルス2回戦が行われ、錦織圭…

錦織圭、元世界16位との打ち合いを制してチャレンジャー8強
現地8月29日、男子テニスのATPツアー下部のコモ・チャレンジャー(イタリア・コモ/チャレンジャー75)のシングルス2回戦が行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク222位)は、予選から勝ち上がった元世界ランク16位のニコロズ・バシラシビリ(ジョージア/同361位)と対戦。錦織が6-1、3-1とリードしたところでバシラシビリが棄権し、8強入りを果たした。

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34歳の錦織は、3週間前に行われた「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・モントリオール/ATPマスターズ1000)で世界ランク11位のステファノス・チチパス(ギリシャ)を破るなどの活躍を見せた。

現在開催中の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)には出場できず、ツアー下部のチャレンジャーでプレーすることを選択。「より多くのポイント、試合を重ねられることを願っている」としている。

怪我の長期離脱によるプロテクトランキングでの出場となった今大会。1回戦では、軽快なフットワークとともに、ショットも冴えてサミュエル・ヴィンセント・ルジェリ(イタリア/同272位)に6-2、6-1と危なげなく勝利した。

迎えた2回戦の相手は、第1シードを破って勝ち上がった元世界16位のバシラシビリ。第1ゲームから見応えのあるストローク戦が繰り広げられる。錦織は第4ゲームではリターンエースなどのキレのあるショットを披露しブレークに成功。直後の第5ゲームではバシラシビリのフォアハンドの強打に苦しめられてピンチを迎えたが、計4度のブレークポイントを守り抜いてサービスキープ。第6ゲームも破った錦織が5ゲームを連取して6-1で第1セットを奪った。

第2セットでもバシラシビリのバックハンド側にボールを集めつつ、ミスを引き出す錦織。第1ゲームでブレークしてリードを奪うと、精度の高いサーブを放ってバシラシビリに反撃を許さない。第5ゲーム途中にはバシラシビリが棄権を選択。錦織が8強入りを果たした。

準々決勝ではフランス期待の18歳、一昨年の全仏オープンジュニアのチャンピオンでジュニア世界1位だったガブリエル・デブル(フランス/同380位)と対戦する。