非常に効果的だった右ウイングを生かす「プレー」 自陣で相手ボールをカットした後、ペナルティーエリアまで走り込んできてゴー…

非常に効果的だった右ウイングを生かす「プレー」

 自陣で相手ボールをカットした後、ペナルティーエリアまで走り込んできてゴールを奪った山本理仁のアグレッシブな姿勢が、GK小久保玲央ブライアンのセーブとともに、この試合のハイライトだった。
 初戦のパラグアイ戦でもこのマリ戦でも、山本は際だった動きを見せていた。4-3-3システムの右インサイド。守備時になると「アンカー」の藤田譲瑠チマと並ぶポジションを取りながら、そこから右のスペースに出ていく動きは驚異的だった。右ウイングとCF細谷の間のスペースだけでなく、ときには右タッチラインまで動いてフリーになり、ボールを受けてインサイドにはいった右ウイングを生かすというプレーも非常に効果的だった。
 その山本が守備でまず相手のパスをカットし、そこから始まったカウンターを締めくくったのは、この2試合を象徴するプレーだった。
 そして試合は、小久保の「隠れたPKセーブ」で締めくくられた。

最大の勝因は最後まで緩むことない「本気度」

 後半アディショナルタイム、相手シュートのブロックにはいったMF川崎颯太の左ひじに相手のシュートが当たり、ブラジルのエジナ・アウベシュ主審は「オンフィールドレビュー」でPKと判定。 
 しかし小久保が自信満々、自分から見て右に跳ぶと、キッカーのドゥンビアはポスト外に蹴ってしまった。明らかに小久保の動きに影響されたミスだった。
 小久保と山本にハイライトを当てたが、「勝利」という試合結果は、もちろん、全員の献身で得られたものである。守勢に回っても、相手のパスが出されるところに対するアプローチの速さ、「本気度」は、最後まで緩むことがなかった。それこそ最大の勝因だった。
 まさに全員の献身で2連勝、無失点でグループステージ突破を決めた日本。残るイスラエル戦(日本時間7月31日午前4時キックオフ)では、バックアップメンバーを含めた22人の多くを使う形の「ターンオーバー」となるに違いない。そのチャンスを、最大限に生かすことが求められる。

「選手が代わっても日本のサッカーは変わらない」ことを周囲に印象づけ、そして何よりも自分たちの自信とすることで、準々決勝以降の戦いが有利になる。

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