<春季高校野球新潟大会:関根学園9-2三条東>◇27日◇柏崎市佐藤池野球場ほか◇2回戦新潟産大付の背番号11をつけた上野要児投手(2年)が、公式戦初登板で完封をやってのけた。十日町に6-0の快勝。足を高く上げて投げ下ろす大きなフォームで、打…

<春季高校野球新潟大会:関根学園9-2三条東>◇27日◇柏崎市佐藤池野球場ほか◇2回戦

新潟産大付の背番号11をつけた上野要児投手(2年)が、公式戦初登板で完封をやってのけた。十日町に6-0の快勝。足を高く上げて投げ下ろす大きなフォームで、打たれた安打は3本だけだった。関根学園は三条東に9-2の7回コールド勝ち。先頭打者の主将・山川徠輝(らいき)二塁手(3年)が三塁打2本を含む4打数3安打2打点で暴れた。

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関根学園の春は、先頭打者・山川の右中間三塁打で始まった。初球のスライダーを「変化球を待っていたから来た、と思った」と右中間に運び、チームに勢いをつけた。打者一巡の7得点。この回、再び巡ってきた5-0の2死二、三塁の場面では、2点適時中前打も決めた。

三塁打2本を含む4打数3安打2打点。安川巧塁監督(32)は「不動の1番打者。彼がチームを引っ張る。期待している。4の4、8盗塁くらい期待している」と山川への期待度の大きさを明かした。50メートル6秒0の俊足を駆使して2盗塁を決めるなど、持ち味も生かした。ところが、守備で3失策。「守備では足が止まった。3回戦まで特守をします」と、山川は守備を特訓して次に備える決意だった。