水原一平容疑者は人生の大半を過ごした米国を強制送還される見込み(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平の元通訳である水原一平容疑者が、銀行詐欺のほか虚偽の納税申告書を提出した容疑でも有罪を認め、有罪答弁の司法取引が成立し…

水原一平容疑者は人生の大半を過ごした米国を強制送還される見込み(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平の元通訳である水原一平容疑者が、銀行詐欺のほか虚偽の納税申告書を提出した容疑でも有罪を認め、有罪答弁の司法取引が成立したと米連邦検察が現地時間5月8日(日本時間9日)に発表した。

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 米メディア『The Athletic』は「司法取引では、ミズハラ容疑者はほぼ間違いなく生まれ故郷である日本に強制送還される見込みだ」と報道している。

 水原容疑者はカリフォルニア州の高校に通うなど、人生の大半を米国で過ごしてきたが、合意書には「被告とその弁護士は、被告が米国国民ではない場合、本件の有罪判決により、被告が米国から国外追放、または強制送還されることは事実上避けられず、事実上確実であるという事実について話し合っており、被告は理解している」 と書かれているという。

 米メディア『CNN』などは、水原容疑者が2021年11月か2024年3月の間に大谷のパスワードを使って銀行口座にログインし、無断で口座のセキュリティ手順を変更。約24回にわたって銀行に電話していたことを伝えている。水原被告が不正に送金した額は約1650万ドル(約25億6300万円)だったとした。

 また、同メディアは「カリフォルニア州中部地区連邦検察がCNNに語ったところによると、ミズハラ容疑者は米国の永住権(グリーンカード)は保持している」と、報道している。

 さらに「銀行詐欺の法定刑は30年以下の禁錮、虚偽の所得申告は3年以下の禁錮」とし、水原容疑者は2022年の税金110万ドル以上の滞納を認めていて、米内国歳入庁(IRS)や国土安全保障省が捜査を進めているとしている。

 有罪判決により、米国で服役後、日本への強制送還は免れないかたちとなった水原容疑者。自身の過ちによる代償はとてつもなく大きい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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