◆レスリング パリ五輪アジア予選 第1日(19日、キルギス・ビシケク) 男子フリースタイル6階級が行われ、86キロ級で石黒隼士(自衛隊)がパリ五輪代表に決まった。初戦はまさかの不戦勝。一発勝負となった韓国選手にわずか33秒でテクニカルスペリ…

◆レスリング パリ五輪アジア予選 第1日(19日、キルギス・ビシケク)

 男子フリースタイル6階級が行われ、86キロ級で石黒隼士(自衛隊)がパリ五輪代表に決まった。初戦はまさかの不戦勝。一発勝負となった韓国選手にわずか33秒でテクニカルスペリオリティー勝ちを収め、上位2人に与えられる五輪出場権を獲得した。

 25歳の石黒は、国内選考で12年ロンドンから3大会連続で五輪に出場していた高谷惣亮(拓大職)らを破って今予選に出場していた。大会前には不安に襲われた時期もあったが、代表を争った高谷惣から助言やエールも受けて奮起。「言い方は悪いけど、人の人生を奪って自分はこの予選に出る。その思いを背負う責任感がある。負けられない」との覚悟で勝ちきった。