大相撲の春巡業は19日、神奈川・川崎市で行われ、関脇・若元春(荒汐)が相撲を取る稽古を再開した。 申し合いで幕内・高安(田子ノ浦)の強烈な圧力にも屈せずに白星。大関・豊昇龍(立浪)とは互いに感触を確かめ合いながら、7番取って2勝だった。大…

 大相撲の春巡業は19日、神奈川・川崎市で行われ、関脇・若元春(荒汐)が相撲を取る稽古を再開した。

 申し合いで幕内・高安(田子ノ浦)の強烈な圧力にも屈せずに白星。大関・豊昇龍(立浪)とは互いに感触を確かめ合いながら、7番取って2勝だった。

大関との稽古を振り返り「強い相手とやれた。まだまだ足りないところもあるが、自信をもっていきたい」と語った。

 ここまで春巡業の稽古では胸を出す程度で、実戦に近い稽古には参加してこなかった。「久しぶりですね。腰を痛めているので、腰次第と思っていた。治ってきていて、今は意識せずにできるようになってきている。時間も空いてしまったので、頑張っていければ」と気合いを入れた。

 関脇に復帰した春場所は9勝で勝ち越し。「地位に固執することなく、自分の相撲を取った方が今はやれる」と、夏場所(5月12日初日・両国国技館)でも己を貫く覚悟だ。