打撃で存在感を示しているドラフト4位ルーキーの石上(C)産経新聞社  昨季3位からのV奪回を目指すDeNAでルーキーたちが躍動感あふれる姿を見せている。 注目のドラ1ルーキー、度会隆輝(ENEOS)は3月3日に行われた…

 

打撃で存在感を示しているドラフト4位ルーキーの石上(C)産経新聞社

 

 昨季3位からのV奪回を目指すDeNAでルーキーたちが躍動感あふれる姿を見せている。

 注目のドラ1ルーキー、度会隆輝(ENEOS)は3月3日に行われたオリックスとのオープン戦(京セラドーム)に「1番・右翼」で先発出場。3回の右前打で対外試合の連続安打を6試合に伸ばすと、この日はオープン戦初のマルチ安打を記録。目指す開幕スタメンに向け、順調に歩を進めている。

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 そして、ここにきてドラフト4位の石上泰輝(東洋大)も存在感を示している。

 3日に行われたオリックス戦では「8番・三塁」で先発出場すると、2点を追う7回二死二塁、オリックス平野佳寿の内角低め直球を一閃。右翼席へ飛び込む同点2ランを放った。キャリアを積んだ守護神から価値ある一発、これが12球団ルーキーの最速アーチとなった。

 試合前の前日2日に行われたソフトバンク戦(北九州)でも4打数4安打と気を吐き、ここまでのオープン戦打率は規定打席にこそ届いていないものの脅威の「.636」(3日現在)を記録する。

 3日の試合では5回に右前打を放つと二盗も決めるなど俊足も持ち味。

 守備では本職の遊撃以外に三塁ポジションにもチャレンジ。激戦区となっている遊撃ポジションでルーキーが開幕スタメンを飾れば、2015年の倉本寿彦以来となる。

 チームにとっても懸案だった遊撃ポジションに、足も使えて打力もあるルーキーがはまれば大きい。

 1998年以来、悲願の優勝を達成するには新戦力の台頭も欠かせない。今後の開幕までの歩みも要注目となりそうだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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