全国高校スケート・アイスホッケー選手権最終日(23日・青森テクノルアイスパーク八戸=読売新聞社共催)――アイスホッケー決勝は、駒大苫小牧(北海道)がペナルティーショット(PS)戦の末、武修館(同)を6―5で破り、3年連続34度目の優勝を飾っ…
全国高校スケート・アイスホッケー選手権最終日(23日・青森テクノルアイスパーク八戸=読売新聞社共催)――アイスホッケー決勝は、駒大苫小牧(北海道)がペナルティーショット(PS)戦の末、武修館(同)を6―5で破り、3年連続34度目の優勝を飾った。
GK工藤「自分が止めて勝たせたかった」
駒大苫小牧のGK工藤が相手の5人目のシュートを防ぎ、3連覇を決めた。氷上に折り重なって倒れて喜ぶ仲間にもみくちゃにされた工藤は、「自分が止めてチームを勝たせたかった。必死だった」と笑った。
3大会連続で武修館と顔を合わせた決勝。第3ピリオドに2点を返して同点に追いつくなど、終盤の粘り強さと高い集中力が光った。延長戦でも決着はつかず、両チームの選手が交互に1対1でキーパーと対戦するPS戦の末に振り切った。
昨年夏、武修館をはじめとする北海道の強豪との練習試合では、1点も奪えず3連敗した。前線から相手攻撃陣に圧力をかける伝統の守備が、まったく機能しない。体力面が課題だと痛感し、走り込みの量を増やしてきた。
「練習の成果が出た。諦めない気持ちが良かった」と主将のFW城野。努力は裏切らなかった。(岡花拓也)