テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は18日、男子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク140位のシャン・ジュンチェン(中国)が予選から出場した同137位のS・…

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は18日、男子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク140位のシャン・ジュンチェン(中国)が予選から出場した同137位のS・ナガル(インド)を2-6, 6-3, 7-5, 6-4の逆転で破り、四大大会初の3回戦進出を果たした。
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18歳のシャンは昨年の全豪オープンで予選を勝ち抜き初の本戦入り。1回戦では当時世界ランク74位のO・オッテ(ドイツ)を下し四大大会初白星を飾った。その後の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でも予選を勝ち抜き本戦出場を果たしており、今大会はグランドスラム本戦3大会目となった。
第1セット、安定したサービスゲームを展開するナガルに対し、アンフォーストエラーを17本犯すなどミスが続いたシャン。第1・第7ゲームでブレークを許し先行される。
それでも第2・第3セットでは1度ずつブレークに成功しセットカウント2-1と勝利に王手をかける。迎えた第4セット、ファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得したシャンはブレークポイントを与えず。自身は第7ゲームで得た唯一のブレークチャンスをものにし、2時間50分で勝利した。
試合後の会見でシャンは「今年プレーした中で最もタフな試合の1つだったと思う。スコアから言えば、そうではないかもしれない。試合はジェットコースターのようだった。風が強くて、タフなコンディションだったし、彼(ナガル)は第1セット、とてもいいプレーをしていた」とコメント。
「僕は風にとても苦しんでいた。一時は、どうプレーすればいいのか、どうすればうまくいくのか、何もプランがなかったように感じた。でも、方法を見つけることができてよかった。冷静さを保てたよ」
勝利したシャンは3回戦で第2シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは2回戦で世界ランク46位のL・ソネゴ(イタリア)を6-4, 6-7 (3-7), 6-3, 7-6 (7-3)で下しての勝ち上がり。
アルカラスについてシャンは「彼はツアー最高の選手の1人。この1年、ずっと彼を見てきたよ。2023年、彼はグランドスラムで素晴らしいプレー、素晴らしい試合をしてきた。僕としてはあまり期待していない。ロッド・レーバーかマーガレットで、本当に素晴らしい観衆が集まってくれることだけを期待している。どのコートでプレーするかによるね。ただ、すべてのポイント、すべての瞬間を楽しみ、学ぼうとするだけだよ」と明かした。
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