ジャパネット杯「春の高校バレー」第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会第4日(7日、東京体育館)準決勝が行われ、女…

ジャパネット杯「春の高校バレー」第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会第4日(7日、東京体育館)準決勝が行われ、女子は就実(岡山)と下北沢成徳(東京)が8日の決勝に進んだ。昨年の全国高校総体、国体との3冠を目指す下北沢成徳が旭川実(北海道)を3-0、2年ぶりの優勝を狙う就実は誠英(山口)に3―0で快勝した。

3冠を狙う下北沢成徳(東京)は旭川実(北海道)にストレート勝ち。数字だけ見れば楽勝に思えるが、選手の中には苦戦に涙ぐむ者もいた。旭川実のエース、笠井季璃(りり、3年)の気迫に「気おされていましたね」。伊藤崇博監督が認めた。

旭川実対策はU19(19歳以下)世界選手権で日本代表の主将を務めた笠井を止めること。第2セットまでは成徳の高いブロックを意識した笠井をミスに追い込むなど、作戦は奏功したが、第3セットでは、ブロックにかまわず何本も強打をたたき込む笠井に押される場面もあった。

184センチのセンター中田藍美(2年)は「3年生の季璃さんの意地を感じて圧倒された」。打ち合ったエースのイェーモン・ミャ(同)は「まだ(自分は)拮抗(きっこう)した場面で最大限の力を発揮できていない」と勝利にも反省の弁だった。

2年生主体のチームは試合ごとに成長中。前日の3回戦(対横浜隼人)でセットを落としたことで甘さを排除する心構えができており、この日の苦戦には「あれが生きた」と伊藤監督はいう。笠井が示した気迫も成長の糧とできるか。「あの姿を見て感化されてほしいですね」。監督は期待した。(只木信昭)