ジャパネット杯「春の高校バレー」第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会第4日(7日、東京体育館)準決勝が行われ、女…

ジャパネット杯「春の高校バレー」第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会第4日(7日、東京体育館)準決勝が行われ、女子は就実(岡山)と下北沢成徳(東京)が8日の決勝に進んだ。昨年の全国高校総体、国体との3冠を目指す下北沢成徳が旭川実(北海道)を3-0、2年ぶりの優勝を狙う就実は誠英(山口)に3―0で快勝した。

福村心優美がレフトから打ち抜けば、ライトからは押川優衣が決める。就実は2年生のダブルエースがともに20得点で、チームを2年ぶりの決勝へ導いた。

押川は鋭いスパイクで得点を重ね、「(センター)コートに入った瞬間、緊張よりもワクワクした。自分たちのバレーを見てもらうことが楽しかった」と目を輝かせた。

前回大会は新型コロナウイルスの陽性反応者が出たため、岡山県大会を勝ち抜いたチームは試合直前で春高欠場が決まった。この日は昨年度の主将、岩本沙希(日体大1年)らがスタンドで声援を送っていた。

2人は2006年6月生まれで、身長も同じ177センチ。ともに就実が25大会ぶりに日本一に輝いた2021年大会をテレビ観戦し、押川は香川県から、福村は埼玉県から進学。学校でクラスは別だが、コートの上では力を認め合うライバル。初のセンターコートで躍動した押川は「この春高で自分の力を出して、レフトだけでなくライトの自分もいるというのを全国に知ってもらいたい」と闘志を燃やす。

東九州龍谷(1回戦)、金蘭会(準々決勝)に続き、同じ中国地方の強豪、誠英も撃破し、就実のエースナンバー「4」を背負う福村は「1本止められても次は決めてやるというか、どんどん持ってこいという気持ち」と自信を深めた。2年ぶりの頂点へ、「明日は自分の見せ場。自分の信じた方向に腕を振り抜きたい」と力を込めた。コートに立てなかった先輩たちの思いも背負い、就実のダブルエースが大一番に臨む。(川並温美)

■就実(しゅうじつ) 1904(明治37)年に岡山実科女学校として創立。11年に就実高等女学校に改称。81年から現校名。2009年に男女共学になった私立校。女子バレー部は1950年創部。春高(全日本高校選手権)は10年連続47度目(23年大会は欠場)の出場で4度優勝。主なOGはバレー五輪2大会連続代表の石井優希、女子マラソン五輪2大会連続メダリストの有森裕子ら。所在地は岡山市北区弓之町14―23。秋山圭子校長。