就実3-0誠英(7日、春高バレー女子準決勝)エース頼みのチームではないことを見せつけた。セッター対角に入る就実の押川優衣…

就実3-0誠英(7日、春高バレー女子準決勝)

エース頼みのチームではないことを見せつけた。セッター対角に入る就実の押川優衣(2年)が、身長177センチの高さを生かした力強いスパイクを次々と決めた。「ブロックを考えずに思いっ切り打った。楽しくできた」。エースの福村心優美(こゆみ、2年)と並ぶチーム最多の20得点をたたき出し、誠英にストレート勝ちで決勝へと導いた。

同級生の福村とは切磋琢磨し、高めあってきた。押川は「負けられない。自分も『エースになる』という気持ちでやっている」と明かす。福村も「練習から、押川が決めたら自分が決める、自分が決めたらあっちも決める」と引かない。練習ではライバルだが、試合では「頼れる存在」と口をそろえる。

福村の活躍で勝ち上がった6日の準々決勝とは打って変わり、準決勝はセッターの河本菜々子(3年)が「(トスを)固めるよりは、振ることを意識した」と相手に的を絞らせず、アタック決定率60%を超えた押川の存在が光った。

3連覇を狙った前回大会は、新型コロナウイルスの抗原検査で陽性者が出たため、規定により欠場。コートにすら立てなかった。今大会は、ノーシードから東九州龍谷(大分)、金蘭会(大阪)と強豪校を撃破し、1セットも落とさずに勝ち上がった。「今までやってきたことを信じて思いっ切り戦いたい。自分もいるというのを全国に知ってもらいたい」と押川。決勝の舞台で2大会分の思いをぶつける。(神田さやか)