福井工大福井3-0鎮西(7日、春高バレー男子準決勝)初のセンターコートを縦横無尽に駆けまわった。福井工大福井が、県勢初優…
福井工大福井3-0鎮西(7日、春高バレー男子準決勝)
初のセンターコートを縦横無尽に駆けまわった。福井工大福井が、県勢初優勝へ王手。前回準優勝の鎮西をストレートで破り、西田靖宏監督は「お客さんがいっぱいで大丈夫かなという不安もあったが、選手たちは頼もしかった」と奮闘をたたえた。
鍛えてきた〝壁〟で相手の強打をことごとくはじき返した。第1セットは11-12から3本のブロック得点を含む6連続得点で抜け出すと、追う展開だった第2セットも19-20からセッター丸山英祐(えいち、3年)が2連続で止めて逆転。控え選手の集めたデータも生かし、計13得点のブロックで主導権を握った。うち5得点を挙げた森本泰地(2年)は「こじ開けられないよう、高さを出して意地でも止めにいった」と誇った。
昨夏の総体で初の全国4強入り。ただ、チームは続く東山(京都)との準決勝で惜敗した。「総体は(4強が)うれしくて油断してしまった。今回は絶対に決勝に行きたい気持ちが強かった」とエースの堤凰惺(おうせ、3年)。元日本代表の清水邦広(パナソニック)ら偉大な先輩たちも届かなかった春高4強に到達しても、浮足立つことはなかった。
1日に発生した能登半島地震では、福井県も震度5強の揺れを観測した。自身も沿岸部の実家で被災し、高台へ避難したという堤は言葉に力を込める。「北信越の代表としても、絶対に日本一を取って勇気づけたい」。歴史を塗り替え、吉報を届ける。(川峯千尋)