「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるバレーボールの第76回全日本高校選手権(フジテレビ、産経新聞社など主催)…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるバレーボールの第76回全日本高校選手権(フジテレビ、産経新聞社など主催)は4日、東京体育館で開幕して1回戦が行われ、男子は岡谷工(長野)が雄物川(秋田)に2―0で快勝し2回戦に進んだ。

名門復活へ、岡谷工がのろしを上げた。雄物川を圧倒し、ストレート勝ち。15大会ぶりの出場だった前々回大会は初戦敗退に終わっただけに、大日方崇徳監督は「まず、ここで1勝したいと思っていた」と久々の勝利をかみしめた。

25-19で奪った第1セットは「硬さもあって、単純なミスが多かった」と指揮官の長男でリベロの優将(まさゆき)主将(3年)。データをもとに守備位置を見直して臨んだ第2セットは本領を発揮した。粘り強い守備からリズムをつかみ、エース春日虎太郎(3年)や平島琉聖(2年)らが小気味よく得点を重ねた。25-12と寄せ付けなかった。

ライバルが成長の原動力だった。3月開催だった選抜優勝大会時代の「春高」では1998年から3連覇を達成した伝統校も、近年は松本国際の後塵を拝してきた。雪辱を期して「練習中からミスを許さない空気を作ってやってきた」と春日。一つ一つのプレーの質を高め、今季5度目の対決となった県大会決勝で初勝利。2大会ぶりに春高の切符をつかみとった。

2回戦では昨秋の国体王者、高川学園と対戦する。大日方監督は「強いのは分かっているが、勝負は勝ったほうが強い。倒すためにやっている。楽しみたい」と期待を隠さなかった。下克上で、岡谷工の名を再び全国へ知らしめる。

(川峯千尋)