【TOYO TIRES CUP 2024】日本代表 5-0 タイ代表(1月1日/国立競技場)【映像】田中碧、ゴール前に走り込んで力強いシュート「2024年初ゴール」【日本代表のチーム総評】採点7.5GKを使って丁寧にボールを繋ごうとするタイ…
【TOYO TIRES CUP 2024】日本代表 5-0 タイ代表(1月1日/国立競技場)
【映像】田中碧、ゴール前に走り込んで力強いシュート「2024年初ゴール」
【日本代表のチーム総評】
採点7.5
GKを使って丁寧にボールを繋ごうとするタイに対し、ハイプレスとミドルプレスで対抗してボールを支配。ただ、かなりフレッシュの先発メンバーだっただけに、細かい連携ミスが目立ち、前半はノーゴールに終わる。後半は堂安と中村を投入して流れが変わり51分に先制すると、72分、74分、82分、90+1分にもゴールを挙げて終わってみれば5-0。61916人の大観衆で埋まった日本サッカー史上初の元日代表戦は、ゴールラッシュで幕を閉じた。
【出場選手&監督の採点・寸評】
▼スタメン
GK
23 鈴木彩艶|採点6
枠内シュートはゼロと見せ場はなし。それでも集中力を切らさず、パスやスローイングもほとんどが正確だった。
DF
15 町田浩樹|採点6.5
ロングボールをしっかり跳ね返し続け、ややバタついた藤井、積極的に攻め上がった森下のカバーリングも無難にこなす。
16 毎熊晟矢(79分OUT)|採点6
伊東純也の立ち位置を見ながらアウトサイドレーンとインサイドレーンを突き続ける。ただ、ポジショニングが前すぎて裏を取られるシーンも散見させる。
19 森下龍矢(68分OUT)|採点6.5
23年6月のエクアドル戦以来の代表戦で左SBに。出足も良い守備でボールを奪い、何度もスピード豊かなオーバーラップを仕掛ける。
22 藤井陽也|採点5.5
右CBで念願のA代表デビュー。カウンターを素早く潰した29分のプレーは素晴らしかった。ただ、6分の危険なボールロストなど、オン・ザ・ボールの場面でややバタついた印象も。
MF
6 佐野海舟|採点6.5
中盤を縦横無尽に走り回り、五分五分の状況でもマイボールにしてしまうインテンシティーの高さを発揮。ボール奪取後はパスもドリブルも縦の意識が強かった。
7 伊藤涼太郎(ハーフタイムOUT)|採点6
A代表デビュー戦でトップ下を任される。積極的にボールを受け、6分と21分にはフィニッシュ、27分と30分には美しいスルーパスと存在感。ただ、出番は前半だけだった。
14 伊東純也(68分OUT)|採点6.5
キャプテンマークを巻いたスピードスターは、序盤から積極的に仕掛け、9分にはゴールライン際で曲芸のような突破も。スルーパスに抜け出した30分のフィニッシュは決めたかったが、50分の先制点をしっかり演出した。
MAN OF THE MATCH
17 田中碧(79分OUT)|採点7
新戦力が多いこともあり前半はバランスを重視したかいつもより守備的。後半は攻撃色を強め、50分には得意の縦の飛び出しから先制点を決める。
20 奥抜侃志(ハーフタイムOUT)|採点5.5
左ウイングで初キャップを刻む。勝負の意識を強く持ち、何度かスピードを活かした。ただ、36分のシュートがブロックされるなど細かい精度に欠け、前半だけで退いた。
FW
11 細谷真大|採点5.5
伊藤涼太郎のフィニッシュを生み出した21分などポストプレーで存在感を示し、好機に繋がった56分のフリックも見事。ただ、CFだけにゴールが欲しかったはずだ。
▼途中出場
MF 10 堂安律(ハーフタイムIN)|採点6.5
トップ下に担い、出場5分で美しいクロスを放って先制点の起点に。60分にはマーカー3人を翻弄するなど、貫禄のパフォーマンスを見せた。
MF 13 中村敬斗(ハーフタイムIN)|採点6.5
奥抜に代わって左ウイングに入り、61分にはダイレクトシュートをポストに当てたが、72分にはゴール前でこぼれ球を詰めて2点目を挙げる。
DF 24 三浦颯太(68分IN)|採点6
追加招集されたレフティーが嬉しいA代表デビュー。攻め上がりから何度かクロスを放つ。
MF 8 南野拓実(68分IN)|採点6.5
入って早々に際どいシュートを放つと、72分にはゴール前でフィニッシュして2点目のキッカケに。90分にはボール奪取からGKと1対1を外したが、その1分後にゴール前で抜け出して今度はきっちり決めた。
DF 2 菅原由勢(79分IN)|採点6
出場3分で4点目をアシストと、流石のクオリティーを発揮する。
MF 5 川村拓夢(79分IN)|採点6.5
初キャップから3分後の82分、ヘディングでゴール。いきなり大仕事を成し遂げた。
▼監督
森保一|採点6.5
先発は3人がA代表デビュー、他5人も4キャップ目以下とフレッシュな構成で、前半は連携面でやはり苦しかった。後半は堂安、中村、南野、菅原などコアメンバーを送り出してチームのクオリティーを上げ、きっちり5ゴールを導き出した。アジアカップに向けて良いテストの場にした。
取材・文:白鳥大知(ABEMA TIMES)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定する試合の最優秀選手。
※採点は10点満点。「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価する。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。