卓球の張本美和(木下アカデミー)が26日、川崎市内でフィギュアスケートの島田麻央(木下アカデミー)と対談を実施。終了後に取材に応じ、2023年を振り返った。◆平野美宇 ダブルス相棒の15歳・張本美和に驚愕「毎日、隣で練習しているけど…」■第…

卓球の張本美和(木下アカデミー)が26日、川崎市内でフィギュアスケートの島田麻央(木下アカデミー)と対談を実施。終了後に取材に応じ、2023年を振り返った。

◆平野美宇 ダブルス相棒の15歳・張本美和に驚愕「毎日、隣で練習しているけど…」

■第6回選考会で殊勲の初優勝

張本は今季、国際大会で存在感を高めると世界ランキングを最高である13位まで上昇させ、14日から名古屋で行われた「WTTファイナルズ女子」へも出場。各大会で存在感を示し、飛躍の1年を過ごした。

張本は、2023年について「いろんなことがあって疲れました」と正直な想いを吐露。その中で「昨年も成長を感じましたが、今年はさらに成長したと自分では感じていて、惜しい試合が多かった」と昨年との違いについて言及した。

今季の印象に残った試合に挙げたのが選考会初優勝を飾った11月の全農CUP大阪大会。早田ひな(日本生命)を下しての優勝に、「もちろんやっと勝てたというのもありますけど、ずっと優勝できなかったので、初優勝した喜びが大きい」と初戴冠への喜びを語った。

張本は今季の成長ポイントに、「簡単に負けなくなった」ことを挙げる。「1点が取れないところを我慢して、勝てないと思っていた選手に勝てるようになった」、「得意のバックハンドだけでなく、フォアハンドも力をいれていたので、その成果が感じられた」と試合における局面での粘りや、技術的な引き出しが増えたと分析した。

第6回の選考会を制した張本には、パリ五輪に向けた3人目選出の期待の声も聞かれるようになった。五輪については「3枠目は協会推薦なので私にできることはない。全日本とかで成績を残すのは最低限で、それしかできない」とコメント。あくまで目の前の試合に集中していくと述べた。

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(Y.Imoto/SPREAD編集部)