「ジャパネット杯 春の高校バレー」第76回全日本高等学校バレーボール選手権大会(来年1月4日開幕、東京体育館、サンケイス…
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第76回全日本高等学校バレーボール選手権大会(来年1月4日開幕、東京体育館、サンケイスポーツなど主催)の注目選手を紹介する連載の第4回は、神奈川の名門・橘男子の蟹井悠河(3年)。192センチの高さを持ちながら、仲間を生かすバレーに徹して県大会を勝ち抜き、本大会をバレー人生の集大成とする。
蟹井が言い切った。
「初めて出る春高は、バレー人生の集大成」
伝統的に巧みなコンビバレーで知られる橘だが、今季は主砲の蟹井を中心とした攻撃で6月の関東大会で4強に。だが、決勝トーナメント1回戦で敗退した高校総体後は、攻撃の組み立てを見直した。
レフト関原朝飛、池田基生の両2年生エースの攻撃を増やし、相手ブロックを分散。〝おとり役〟が増える蟹井の打数は減ったが「自分はいつも決めるつもりで助走に入っている」と、仲間への貢献を第一とする。
小学2年で始めたバレーは「趣味の一環と思っていた」が、中学で横浜市代表に選ばれ「選ばれるならちゃんとやった方がいい」。橘進学後も「みんなバレーに真剣なのに、自分はそういう気持ちになれなかった」とあまり燃えなかった。
転機は春高出場を逃した昨年の県予選準決勝。「一つ上の先輩はみんな高くて、強いと思っていた。そのチームが負けてショックだった」。3年生となった自分たちの代は「評価がよくなかったが、勝てるチームにしていこう」と取り組んだ。
春高で競技には区切りをつけ、卒業後は理学療法士を目指す。「バレーを始めた小2の頃から春高は目標。達成できてよかったが、結果を出せないと10年間の意味がない」と、4強を目標に掲げている。(只木信昭)
■蟹井 悠河(かにい・ゆうが) 2005(平成17)年8月12日生まれ、18歳。横浜市出身。オポジット(セッター対角)。クラブチーム「横浜バッドキング」で小学2年からバレーを始める。身長は高校入学時の185センチから、高2の初め頃に190センチ台に伸びた。192センチ、69キロ、最高到達点330センチ。家族は両親と妹。