【プレミアリーグ】ノッティンガム・フォレスト 0-2 トッテナム(日本時間12月16日/ザ・シティ・グラウンド) 誰もが驚くロングスローだった。英プレミアリーグで、ノッティンガム・フォレストのDFニアカテが放ったスローインは、ノーステップに…
【プレミアリーグ】ノッティンガム・フォレスト 0-2 トッテナム(日本時間12月16日/ザ・シティ・グラウンド)
誰もが驚くロングスローだった。英プレミアリーグで、ノッティンガム・フォレストのDFニアカテが放ったスローインは、ノーステップにも関わらず、ペナルティエリア中央にまで届くチャンスボールに。その飛距離に実況&解説も驚いた様子だった。
スコアレスで迎えた28分、ノッティンガム・フォレストは敵陣でスローインのチャンスを得ると、ロングスローを得意とするDFムサ・ニアカテがボールを持った。すると、一般的なものとは対照的に助走がないノーステップで放たれたロングスローは、前線に上がった195cmの長身DFウィリー・ボリーの頭にピンポイントで合い、ホームチームに絶好機が訪れた。
驚愕のロングスローについて、解説を務めた粕谷秀樹氏は「それほど助走をつけているわけじゃないですからね」と驚いた様子だった。
ニアカテのロングスローの肝となっているのが腕の使い方だ。一般的なスローインであれば、ボールを投げた瞬間に腕が失速し始めるが、彼の場合は可動域の最後まで振り切っている。この腕の使い方に加えて、全身をバネのように使うことで、正確かつ距離の出るスローインを届けることができている。
助走をつけるのではなく、ノーステップにしているのは、身体を正しく使うためだとされている。助走をつけると、どうしてもバランスが崩れて、理想の使い方ができなくなってしまう恐れがあるが、ノーステップにすればこれらの問題は生じない。彼のロングスローは「身体能力の高さ」と「理論」が組み合わさったハイブリッドな武器なのだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)