「春の高校バレー(春高バレー)」として親しまれている「第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会」(産経新聞社など主催…
「春の高校バレー(春高バレー)」として親しまれている「第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会」(産経新聞社など主催)の京都府予選は18日、島津アリーナ京都(府立体育館・京都市北区)で決勝戦が行われた。男子は4連覇中の東山を相手に、洛南が粘り強いプレーで競り勝ち、5年ぶりの全国大会への出場切符を手にした。女子は京都橘が得意の立体バレーで得点を積み重ね、粘る北嵯峨を圧倒。3連覇を飾った。優勝した両校は来年1月に東京体育館(東京都渋谷区)で開かれる全国大会に出場する。
洛南「この代で絶対に」
手に汗握る男子決勝を制したのは洛南だった。5年ぶりに全国大会出場の切符をもぎ取った。
洛南は主将・岸岡やエース・中上の鋭いスパイクで得点を重ね、第1セットを奪う。その後、セットカウント2-2で迎えた最終セット、序盤は相手エースの猛攻に圧倒されるも、レシーブでしぶとく拾って粘り、中上のスパイクなどで逆転。高いブロックで相手の攻撃を阻み、念願の優勝を果たした。
岸岡脩人主将は「この代で絶対行くと決めていたのでリベンジできてよかった。(東山には)経験では勝てないので、勢いと楽しむことを大切にした。これを自信に(全国大会に向けて)練習を続けたい」。〝エンジョイ・バレーボール〟が大輪の花を咲かせた。
東山は主将・花村やエース・尾藤を主軸に力のあるスパイクを打ち込み、得点を重ねたが、あと一歩及ばず5連覇の夢はついえた。
京都橘「攻める気持ち忘れず」
女子は京都橘がライバル・北嵯峨を相手に持ち味の立体的な攻撃で圧倒し、ストレート勝ちで3年連続26回目の優勝を果たした。
15年連続で同じ顔合わせとなった決勝。京都橘は序盤から平野のスパイクや主将・石倉のサーブなど「全員攻撃」(石倉主将)で試合を優位に進め、第1セットを奪った。続く第2セットは終盤まで一進一退の激しい攻防となったが、吉田や横井らのスパイクで堅実に得点を積み重ねて連取。第3セットは序盤こそリードを許すも、中盤で逆転。石倉を主軸に緩急を織り交ぜた攻撃で追いすがる北嵯峨を突き放した。
石倉想(こころ)主将は全国大会に向けて、「どんなに強い相手にも常に攻める気持ちを忘れず、自分たちのバレーをしたい」と意気込んだ。
北嵯峨は司令塔の主将・増田のもと、粘り強いレシーブやラリーで食らいついたが、京都橘の縦横無尽な攻撃の前に屈した。(荻野好古)