「春の高校バレー」として行われる第76回全日本バレーボール高校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地方大会は12日、…

「春の高校バレー」として行われる第76回全日本バレーボール高校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地方大会は12日、12県で決勝を行い、埼玉の男子は正智深谷、女子では細田学園が本大会に駒を進めた。長野男子では岡谷工が有力校の松本国際を下して全国切符。女子では長野の東京都市大塩尻、岡山の就実、大分の東九州龍谷など、全国大会の優勝候補が順当に全国大会出場を決めた。

辛酸をなめたライバルを下し、埼玉女子で細田学園が3年連続23度目の全国切符を手にした。

エース土橋由里子(3年)は「勝つことができて本当にうれしい」と涙。第1セットを24-26で落としたが、第2セットからは単調だったライト攻撃を左右に揺さぶるなどし相手を翻弄。高校総体の県予選決勝で屈した相手に逆転勝ちで、全国への道を切り開いた。

心強い味方が加わっていた。東京の名門・下北沢成徳で40年以上指導し、昨年度限りで監督を退任した小川良樹氏が、10月からコーチに就任。チームが課題としてきたブロック練習などに着手し、また一味違った強さを授けていた。

「こういうドキドキの試合のベンチに入ることは、もうないと思っていた。春高にまた行くのはなんか恥ずかしい」。名将は照れ笑いしつつも、全国大会の目標を4強と、強気に掲げた。(角かずみ)