「春の高校バレー」として行われる第76回全日本バレーボール高校選手権大会(来年1月4日開幕、サンケイスポーツなど主催)の…

「春の高校バレー」として行われる第76回全日本バレーボール高校選手権大会(来年1月4日開幕、サンケイスポーツなど主催)の地方大会は12日、12県で決勝が行われ、埼玉の女子は細田学園が春日部共栄を3ー1で破り、3年連続23度目の全国切符を手にした。

第1セットを24ー26で落としたが、第2セットからは単調だったライトからの攻撃を左右に揺さぶるなどして相手を翻弄。強化してきたブロックも光り、6月に行われた高校総体の県予選決勝でストレート負けした相手に逆転勝ちで、全国への道を切り開いた。

名将の力も優勝を後押しした。名門として知られる下北沢成徳で40年以上指導し、2022年度いっぱいで監督を退いた小川良樹氏が、10月から細田学園のコーチに就任。チームが課題としてきたブロックや、攻撃のバリエーションを増やすことなどに着手。わずか数週間ながらチームは大きく成長した。

エースの土橋由里子(3年)は「(小川コーチは)試合中でも具体的に指示を出してくれる。今自分が何をやるべきか、共有してプレーできるようになった。勝つことができて本当にうれしい」と涙。伊藤潔美監督は「苦しいところでよくつないでくれた。選手たちに感謝している。(小川コーチを)春高に連れて行こうというのが目標だった」と笑顔を浮かべた。

小川コーチは「こういうドキドキの試合のベンチに入ることはもうないと思っていた。春高にまた行くのはなんか恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべたが、全国大会ではベスト4を目標に掲げた。