男子テニスのユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン(日本/松山、ハード、ATPチャレンジャー)は11日にシングルス準々決勝が行われ、第1シードのダニエル太郎が第8シードのスー・ユーシュウ(台湾)を6-2, 3-6, 7-5のフルセットで…

男子テニスのユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン(日本/松山、ハード、ATPチャレンジャー)は11日にシングルス準々決勝が行われ、第1シードのダニエル太郎が第8シードのスー・ユーシュウ(台湾)を6-2, 3-6, 7-5のフルセットで破り、ベスト4進出を果たした。
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30歳で世界ランク86位のダニエルは今大会、1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同1768位の中川舜佑、2回戦で同275位のM・エチャルギ(チュニジア)を下し8強入りした。
当初は10日に行われる予定だった準々決勝は雨天の影響で11日に延期された。
世界ランク212位のスーとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、ダニエルは第1ゲームでスーの3本のダブルフォルトを活かしブレークに成功する。直後の第2ゲームでブレークバックを許したダニエルだったが、第3ゲームで相手のミスを誘い再びブレークを果たす。その後は安定したサービスゲームでキープを続けると、第7ゲームでこの日3度目のブレークを奪いリードを広げ先行する。
続く第2セット、ダニエルは第5ゲームで先にブレークを奪う。しかし、ここからスーのストロークにダニエルは苦戦し4ゲームを連取され1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、第1ゲームで勢いに乗るスーの鋭いストロークとドロップショットに翻弄され、ダニエルはラブゲームでブレークを許す。その後チャンスを見出せずにいたダニエルだったが、第6ゲームでようやくブレークポイントを掴む。4度ブレークポイントをしのがれたダニエルだったが5度目のチャンスをものにし、ここでブレークバックに成功する。
その後、両者キープを続け迎えた第12ゲームでダニエルはマッチポイントとなるブレークポイントを握ると、最後は前に詰めていたスーの横を抜くパッシングショットを決め、2時間7分の激闘を制し準決勝に駒を進めた。
勝利したダニエルは準決勝で、同日に行われている同179位のD・アドゥコビッチ(クロアチア)と予選勝者で同392位のA・ホルムグレン(デンマーク)の準々決勝の勝者と対戦する。
なお、準決勝も11日に組まれており、両者ともにダブルヘッダーで試合に臨むこととなる。
準決勝は1試合を挟み、15時頃開始予定となる。