JRAは13日、第28回秋華賞(GI、芝2000m)の枠順を発表した。 牝馬三冠を目指すリバティアイランドは3枠6番、オークス2着のハーパーは1枠2番、ローズSをレコード勝利したマスクトディーヴァは4枠7番から発走する。 ◆【秋華賞2023…

JRAは13日、第28回秋華賞(GI、芝2000m)の枠順を発表した。

牝馬三冠を目指すリバティアイランドは3枠6番、オークス2着のハーパーは1枠2番、ローズSをレコード勝利したマスクトディーヴァは4枠7番から発走する。

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■内外互角も1枠は不振傾向

京都開催の過去8年、1~4枠は【3.5.4.50】勝率4.8%、複勝率19.4%。5~8枠は【5.3.4.67】勝率6.3%、複勝率15.2%。大外枠は【1.0.0.7】で2015年1番人気ミッキークイーンの勝利のみだが、それ以外は人気馬が入っていない。内外の差はなくほぼイーブンだ。

1~3番人気の枠別成績を見てみると、1~4枠が【2.3.1.7】、5~8枠が【5.0.0.6】と、外めの枠になると勝率45.5%をマークしていた。複勝率では差はないが、1枠に関しては3番人気以内でも【0.1.1.4】と結果を出せていない。好走馬2頭は後方から追い込んだカンタービレとスマートレイアー。1番人気だったアエロリットとダノンファンタジーはいずれも1枠から先行して、掲示板にも載れずに負けてしまった。京都内回りは紛れも起こりやすく、1枠は窮屈になるリスクが高い。力を発揮しやすいのは外枠と判断できそうだ。

リバティアイランドはやや内めだが、オークス同様の3枠。3枠は【2.0.1.13】で女傑クロノジェネシスも同枠から勝利を飾った。もっともリスキーな1枠以外ならリバティアイランドは問題にしないだろう。一方、人気に推されそうなハーパーは1枠に入ってしまった。切れるタイプではない同馬は、ある程度のポジションを取りたいと鞍上のC.ルメール騎手も口にしており、アエロリットやダノンファンタジーと同じ道を辿る可能性がある。馬券的には軽視してみるのも手だ。

京都開催の秋華賞は中団の差し馬が台頭しやすいレースであり、差し馬の枠別成績を見てみると、1~4枠【3.4.2.25】、5~8枠【5.0.4.26】で馬券内率に差はないが、複勝回収値は1~4枠が68、5~8枠が124をマークした。妙味を狙うなら外めの枠に入った差し馬か。ドゥアイズ、ヒップホップソウルあたりにもチャンスが向きそうで、馬場が渋るようならエミューの一発にも警戒したい。

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文●SPREAD編集部