「第19回アジア競技大会」は23日から中国・杭州で開幕する。卓球競技は22日から10月2日にかけて行われる。

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■420ポイントで2位につける

平野美宇は、団体、シングルス、ダブルスにエントリー。なかでも、来年のパリ五輪の選考ポイント対象であるシングルスの戦いは重要な意味を持つ。

選考レースで2位につける平野は現時点で420ポイントを獲得。前回のアジア選手権でベスト8入りした伊藤美誠が409.5ポイントまで伸ばし、両者の差は「10.5」まで急接近した。

しかし、今大会では伊藤はエントリーしておらず、平野にとってはポイント差を引き離すチャンスでもある。11月に行われる第6回の選考会と、来年の1月に開催される全日本選手権が対象大会として残っているが、勝ち上がれば中国勢との対戦も濃厚な今回のアジア競技大会は選考レースの大きなポイントであるのは間違いない。

はたして平野が今大会どのような戦いぶりを見せ、伊藤との選考ポイントを再び離せるか。来年のパリ五輪の前哨戦とも呼べるアジアでの戦いぶりに期待したい。

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文●SPREAD編集部