パリ五輪日本代表選考会・全農CUP東京大会(7月22~23日/東洋大学赤羽台キャンパスHELSPO HAB-3) 23日、男子シングルス決勝で張本智和(20=智和企画)が戸上隼輔(21=明治大学)をゲームカウント4-1で下し、優勝した。

張本智和 優勝後インタビュー

Q.今大会を振り返って

いつも32人だったのが16人になって、体力的には疲れはいつもよりはないのですが、それでも一試合目から今日の決勝まで苦しい試合ばかりで、一つ一つ乗り越えてきたからこその優勝だと思います。なのでこの結果には満足しています。

Q.戸上隼輔選手との対戦で意識したところ

戸上選手の体調が本調子ではないのは誰もが分かるところで、誰もが毎回の選考会にピークを持ってこられるわけではないので。自分も前回は風邪気味だったりで。

その中で試合は試合ということで割り切って、台の向こうにいる相手には勝ちたいという思いで戦ったので、途中ちょっと2,3ゲーム目もたついたところはあったのですが、全体的には良かったと思います。

Q.以前、守備よりも攻撃面をどれだけ出せるかとおっしゃっていた

4ゲーム中、最後の2ゲームは結構自分から主導権を握って攻撃ができたので。
それがもっと出だし1,2ゲーム目からできたらストレートだったりが見えてくるので、その兆しが今日見えたと思います。

Q.パリ五輪に向けて

代表権はほぼ自分の中で確実と思っているので、1位通過できるようにアジア選手権、アジア競技大会でしっかりメダルを取れれば(2位と)220点開くので、第6回選考会に残すのではなく、9月のうちに決めたいと思います。

Q.パリ五輪まで1年

コロナの影響で(東京大会が)2021年だったので、間隔が3年しかないですけど、あっという間にパリ五輪がきましたし、残り1年はあっという間にすぎると思うので。
1日1日より大切になると思いますし、もっと意識を高くして過ごしていきたいです。

Q.1年後にどんな景色を見たいか

表彰台の一番高いところに登りたいですし、種目とわず金メダルを一枚でも持ち帰りたいので、普段から過酷な練習を乗り越えてこその景色だと思うので。
順風満帆にいくとは思いませんが、しっかりいい場面を増やせるように頑張っていきたいです。