卓球・海外ツアーの女子最終戦「WTT女子ファイナルズ2023」が愛知県名古屋市で開催されることが大会主催者のWTT(World Table Tennis=ワールド・テーブル・テニス)から7月19日に発表された。

開催期間は12月15日(金)から17日(日)までの3日間。会場は名古屋市港区にある旧武田テバオーシャンアリーナ。

出場できるのは女子シングルスの世界ランク上位16人と女子ダブルスの上位8組のみとあって正真正銘、世界最高峰のハイレベルな戦いが日本で見られることになる。

賞金総額は50万ドル(約7,000万円)。シングルス優勝選手とダブルス優勝ペアにそれぞれITTF世界ランキング1,500ポイントも付与される。

注目の出場選手だが、日本勢は7位の伊藤美誠(スターツ)、8位の早田ひな(日本生命)の出場が濃厚で、さらに18日に発表された最新の世界ランクで自己最高の15位に浮上した張本美和(木下アカデミー)や17位の平野美宇(木下グループ)が当落上にいる。

一方、ダブルスはトップ8に日本勢がいないが、10位に伊藤/早田の「みまひな」ペア、11位に木原美悠/長﨑美柚(木下グループ)の「Wみゆう」ペアがおり、今後のポジションアップに期待がかかる。

なお、WTT男子ファイナルズ2023は12月の第4週に開催される見通しで、開催都市も近日中に発表されるとのこと。今年の暮れは名古屋が熱い。

■伊藤美誠 コメント

まずは、16人に入ることが私にとって大事だと思います。

名古屋での試合はすごく楽しみですし日本で試合をしたい気持ちはすごくあって、パリ五輪に向けて一つ一つの試合が大事になってくるので、このWTT女子ファイナルは本当に出場したい気持ちでいっぱいです。

名古屋は私の生まれた出身地(静岡県磐田市)に近い隣の場所なので親近感もありますし、私のおじいちゃんやおばあちゃんも見に来られる場所なので、名古屋で試合するのを楽しみに待っています。

WTTの日本での試合はこの名古屋が初めてなのですごく盛り上がると思いますし、特に私たち日本人選手はすごく楽しみですし、みんなで盛り上げていける大会になればいいなと思います。

名古屋には小さい頃からたくさん練習や試合に行っていました。思い出は試合とか練習のことの方が多いのですが、名古屋はご飯がすごく美味しいので、たくさん美味しいものを食べられるのが私も楽しみですし、海外の皆さんも楽しみに名古屋に来てください。