WTTコンテンダーチュニス<6月20~25日/チュニジア> 25日、女子シングルス決勝で張本美和(木下アカデミー/世界ランク25位)がシン・ユビン(韓国/同16位)をゲームカウント4-2で下し、優勝を果たした。

日韓天才少女による初対戦。先週のWTTコンテンダーラゴスで2冠を達成したばかりのシンに対し、張本はWTTフィーダーアンタルヤに続くシニア国際大会2勝目を狙う。

思い切りのいいドライブで先手を取って攻める張本は、5-5の場面から徐々にリードして第1ゲームを11-8で先制。張本は打たれてもカウンタードライブで逆に押し返し、不意打ちのロングサーブも決めて2ゲーム目も奪う。

シン・ユビン Photo:World Table Tennis

張本は質の高いツッツキも随所に混ぜてシンの攻撃を止めつつ、競り合いの第3ゲームも11-9で奪取するが、次の4ゲーム目はサーブからの展開を立て直したシンに7-11で返される。

第5ゲームもシンにリードされ、張本はミドル攻めで迫るが7-11で落とす。第6ゲームも2-5とされるが、張本はハーフロングのツッツキなどミスを誘う技で逆転。最後はパワードライブを突き刺し、優勝を決めた。

今月16日に15歳になったばかりの張本。自らつかみ取った誕生日プレゼントが、WTTコンテンダーのタイトルとなった。

<WTTコンテンダーチュニス 女子シングルス決勝>
張本美和 4-2 シン・ユビン(韓国)
11-8/11-5/11-9/7-11/7-11/11-8